「最近、国内出張が決まると取材日程よりもホテルの心配をします。」
最近会った日本の有力全国紙記者の言葉である。訪日外国人観光客が急増し、出張先で宿泊先を確保することが難しくなっている。空き部屋が少ない上に、ホテル代も高騰している。この記者が所属する新聞社の国内出張宿泊費上限は1泊1万2000円(約10万7387ウォン)。地方の小都市ではなんとかビジネスホテルを確保できるが、東京や大阪といった大都市ではこの予算では難しい。業務場所から遠く離れた郊外のホテルを予約するか、急な場合はカプセルホテルに泊まるしかない。
首都圏ビジネスホテルの平均客室単価は、2019年9月には1万779円だったが、2024年9月には1万6409円に上昇し、5年で約52%増加した。この新聞社の宿泊費上限より1221円低かった平均客室単価は、2024年には4409円高くなった。5年前には平均的なビジネスホテルに泊まれたが、今では4000円以上を個人が追加で支払わなければならない。上昇傾向は現在も続いている。総務省の消費者物価指数によると、宿泊料は先月も前年同月比で3.1%上昇した。民間調査会社メトロエンジンリサーチの集計でも、全国のビジネスホテル平均客室単価は今年4月、2019年同月比で36%、東京と京都では40%以上高くなった。
ホテル代は急速に上昇しているが、日本企業の出張費基準はこれに追いついていない。経費精算システム会社コンカーが昨年10月から11月にかけて実施した調査では、回答者の70%以上が「会社の規定宿泊費が足りない」と答え、国内出張に限ると77.5%に達した。
高所得専門職の代名詞である医師たちも、急騰する宿泊費と変わらない出張費の間で苦慮している。医療専門メディアm3.comが昨年4月に医師会員1767人を調査した結果、病院所属の医師の50.1%が1年前より出張先の宿泊費が増えたと回答した。国内学会でもホテル代が高いため、1回の出張で約3万円を自費で負担する医師がいたり、東京の学会に参加しようとして八王子や町田まで押し出されたという回答もあった。郊外に泊まるため、早朝から動かなければならないという嘆きもあった。宿泊費が特に高い京都では「もう学会を開かないでほしい」という訴えもあった。
ホテル代の急騰は宿泊先の選択を超え、学会参加の方法まで変えている。専門医資格の更新に必要な講習をオンラインで受けられる場合、現地参加を諦めたり、費用負担から最初からオンライン参加を選ぶ医師が現れている。オンライン中継が増え、学会出張をほとんどしなくなったという回答もあった。宿泊費の上昇が学会参加者の不便を増やすだけでなく、対面参加自体を減少させる結果となっている。
ホテル客室供給不足
日本のホテル代の上昇は観光客数の増加だけが原因ではない。訪日客が以前より長く滞在し、団体旅行よりも個人旅行の比率が増加することで、都心のホテルに需要が集中しているからである。例えば、中国人観光客の平均宿泊日数は2019年第3四半期の6日から2024年同期間の7日へ、1人当たりの宿泊費も4万4583円から7万7783円に増加した。団体観光客は貸切バスで郊外のホテルに泊まることもできるが、個人旅行客は交通の便が良い都心を好む。日本の3大都市圏の外国人宿泊者数は、2019年7月には678万人だったが、2024年7月には1039万人に増加した。観光客が都心に長く滞在することで、国内出張者とホテルの部屋を巡って競争する構造となっている。
問題はホテルの供給が急増する需要に追いついていないことである。経済評論家の加谷恵一氏は、訪日客が増える前からホテル不足が予想されていたが、需要が持続するか不透明なため、業界が大規模な投資をためらい、供給の拡大が遅れたと分析している。現在、建設を急いでも不足分を短期間で埋めることは難しく、高い宿泊料が当分続く可能性が高いとの診断である。
コスト圧力も無視できない。人手不足により客室清掃の委託単価が上昇し、賃金引き上げ分が再び宿泊料に転嫁される連鎖が続いている。昨年10月から今年3月までの間に最低賃金が改正され、全国平均が初めて1000円を超えたため、コスト転嫁圧力は今年も続く見込みである。
当面の解決策は見当たらない。専門家のアドバイスも結局、出張者が不便を我慢するというレベルである。都心のホテルを諦め、高速道路のインターチェンジ周辺のロードサイドホテルやコンテナホテルを利用するか、首都圏では立川や千葉県船橋・市川などの郊外都市まで候補を広げることが求められている。
最も根本的な解決策は、企業が上昇したホテル代に応じて宿泊費上限を引き上げることである。しかし、ホテル代が上がるたびに出張費基準を即座に調整できる企業は多くない。一度上げた上限額は、賃金と同様に再び下げることが難しいためである。
そのため、コストを増やすのではなく出張自体を管理しようとする企業も増えている。部門ごとの交通費・宿泊費の最低額・平均額・最高額を公開し、平均的な水準で支出するように誘導したり、対面会議をリモート会議に切り替える方法である。生活用品メーカーのユニチャームは、昨年6月に国内外の出張を半減させ、年間数億円を削減すると発表した。
日本企業の国内出張制度は、長年にわたり低く安定した物価を基に設計されてきた。会社が定めた宿泊費で都心のビジネスホテルを確保できるという前提が崩れたため、超過分は従業員の自費負担や郊外宿泊、長距離移動に転嫁されている。企業は宿泊費基準を現実化するか、出張を減らすか選択を迫られている状況にある。東京出張者がカプセルホテルを検索する光景は、単なる宿泊難ではない。インフレと訪日客の急増により『安価な日本』が消えつつあり、これを前提に維持されてきた出張慣行まで揺らいでいることを示している。
* この記事はAIによって翻訳されました。
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