2026. 07. 29 (水)

新進棋士・信じんそが示したAI時代における人間の競争力

21日、ソウル中区の韓国経済TVスタジオで行われた『セン数理・韓経棋神戦』最終3局で、世界ランキング1位の信じんそ9段が人工知能AIプログラムカタゴKataGoを相手に221手で黒11目半勝利を収めた。写真=聯合ニュース
21日、ソウル中区の韓国経済TVスタジオで行われた『セン数理・韓経棋神戦』最終3局で、世界ランキング1位の信じんそ9段が人工知能(AI)プログラムカタゴ(KataGo)を相手に221手で黒11目半勝利を収めた。 [写真=聯合ニュース]
世界最強の囲碁棋士、信じんそ9段が現存する最高レベルの人工知能(AI)囲碁プログラムカタゴとの三番勝負で1敗の後、2連勝を果たし最終勝利を収めた。人間棋士が強力なAIを相手に勝負をひっくり返した場面は、決して小さな意味を持たない。2016年に李世乭9段とアルファ碁の対局以来、囲碁はAIが人間の優位を崩した象徴的な舞台と見なされてきた。10年が経った今、人間は変わった条件と戦略で再びAIと向き合った。

今回の勝利を『人間がAIを超えた』と拡大解釈してはいけない。対局においてAIの棋力はすでに人間を大きく上回っている。今回の対局でも、信じんそは2点を先に置き、カタゴは毎手20秒以内に着手したのに対し、信じんそには制限時間5時間と30秒の読み上げ1回が与えられた。信じんその成就はAIより強くなったことにあるのではなく、相手との条件を正確に把握し、勝利戦略を最後まで実行したことにある。

信じんそは1局で2点の優位を維持しながら中盤で形勢が狭まり、中央の白大石を捕まえようとした強攻が思うようにいかず、245手で不計敗した。しかしすぐに対応戦略を修正した。2局では中央の黒石3点を大胆に捨てる判断で流れを整理し、290手で4目半勝利を収めた。

最終3局では危険な戦闘を減らし、地を確保する運営に集中した。80手頃に上辺から中央まで大きな黒陣を築いた後、優位を守り221手で11目半勝利でシリーズをひっくり返した。

三局の勝負は一つの戦術でAIを攻略した過程ではなかった。初局の問題を認め、対局ごとに戦略を変えた。計算力でAIと正面対決するのではなく、状況に応じた選択を続けたのである。勝利は華麗な妙手ではなく、危険を減らし優位を守り抜いた判断の結果であった。

さらに注目すべき点は、信じんそがAIを排斥しなかったことである。彼は普段からAI分析で自らの判断を検証してきた。技術を拒否したのではなく、技術を理解し活用して自分自身の戦略を立てたのである。

これは生成型AI時代にも示唆するところが大きい。AIは文章を書き、絵を描き、膨大な資料を分析するが、人間の役割を代替することはできない。何を質問し、どの答えを選び、誰が責任を持つかは依然として人間の役割である。AIの結果をそのまま受け入れる人と、誤りや文脈を確認する人の格差は今後さらに広がるだろう。

政府と企業のAI競争も、演算装置や投資規模にだけこだわってはいけない。教育は正解を早く見つける能力よりも、問題を新たに定義し、結果を検証する力を育てるべきである。企業や公共機関もAIの誤りや偏見を『機械のミス』として片付けてはいけない。判断を機械に任せ、責任を持つ人まで消える構造は防がなければならない。

信じんその逆転勝利は、人間がAIより優れているという意味ではない。AI時代の競争力は、機械を無条件に打ち負かすことから生まれるのではない。技術の能力と限界を理解し、人間の目的に合わせて活用することから生まれる。AIは計算できるが、方向を決めることはできない。結局、技術時代の競争力は人間の戦略と判断、責任から生まれる。信じんその逆転勝利が残した最大の意味もここにある。




* この記事はAIによって翻訳されました。
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