2026. 07. 16 (木)

中東戦争長期化で補助金終了、K-石化業界の再編加速

  • ナフサ補助金終了で収益性悪化が現実に

  • LG化学・GSカルテックスの議論、年末まで続く見込み

  • ウルサン、シャヒン減産を巡り総量・設備競争力の衝突

ヨス石油化学団地の写真(聯合ニュース)
ヨス石油化学団地 [写真=聯合ニュース]
 
中東戦争の長期化により原料調達と収益性の不確実性が高まる中、政府のナフサ補助金が終了したことで国内石油化学業界への再編圧力が一層強まった。ヨス産業団地では企業間の統合議論が加速し、生産能力の削減が期待されているが、ウルサン産業団地ではエスオイルのシャヒンプロジェクト稼働後の減産計画に関する意見の相違が生じており、苦慮している様子である。

15日、業界によると政府は先月末に輸入ナフサ補助金の支給を終了した。補助金が適用されない輸入分が国内に到達する8月からは、基礎油分の収益性指標であるエチレンスプレッドが黒字基準を大きく下回る100ドル未満に落ち込むとの懸念が出ている。

ナフサから派生するエチレン・プロピレン・ブタジエンの収益性悪化が現実化する中、ヨス・ウルサン産業団地の事業再編の必要性も一層高まった。ただし、地域ごとに企業の利害関係が異なるため、再編の進捗には差が見られる。

ヨスではLG化学とGSカルテックスが今年下半期に事業再編案を導出することを目指して議論を進めている。両社の統合が実現すれば、ヨス産業団地で約200万トン規模のエチレン生産能力が追加で削減される見込みである。

ただし、統合対象と事業範囲については両社間で意見の相違がある。LG化学のナフサ分解設備(NFC)とGSカルテックスの混合原料分解設備(MFC)を単純に統合する場合、最新設備を保有するGSカルテックスが不利になる。そのため、両社の統合法人が自立性を持つために、一部のスペシャリティ部門も協力範囲に含めたい意向があるとされている。

ウルサンではSKジオセンタリックと大韓油化、エスオイルが参加する事業再編議論が最大の難題である。SKジオセンタリックと大韓油化はすでに設備の稼働中止や減産を通じて生産能力を削減しているため、新たに生産施設を稼働させるエスオイルが減産の負担を負うべきだとの立場である。

一方、エスオイルは既存の老朽NCCよりも原価・エネルギー効率が高いシャヒンプロジェクトの新設備を減産対象に含めることは石化産業の再編の趣旨に反すると強調している。価格競争力が低下している老朽・低効率設備を整理し、高効率設備中心に産業構造を転換することが政府主導の再編の目的であることを考慮すれば、競争力のある新設備を削減する理由はないという論理である。

問題は、シャヒンが本格稼働するとエチレンとプロピレン、ブタジエンなど国内基礎油分の供給が大幅に増加することである。大山・ヨス産業団地の企業が設備を閉鎖したり統合して生産量を減らしても、シャヒンから新たな量が供給されれば、既存の減産効果がほとんど相殺される。結局、ウルサンの事業再編は政府が総量削減と設備競争力のどちらを優先するかを決定する試金石となる見込みである。

石化業界関係者は「再編を進める過程で相当な社会的コストが発生するが、エスオイルだけが生産能力を増やす構造になるのであれば、それに見合った負担を分担する対策が必要だ」と述べ、「企業間の自律的な協議だけでは解決が難しい状況であり、政府が積極的な調整に乗り出し、石化を国家基幹産業として維持するという明確な方向性を示すべきだ」と強調した。



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