2026. 07. 03 (金)

塩田における労働搾取撲滅に向けた総力戦…政府、765カ所の自己診断・合同点検を実施

写真=聯合ニュース
[写真=聯合ニュース]
政府は塩田労働者の労働搾取と人権侵害を防ぐため、関係省庁による合同対応体制を稼働させることを発表した。

雇用労働省と海洋水産省は、警察庁や地方自治体と共に塩田における労働権侵害に対応するための合同対応体制を構築・運営すると2日に明らかにした。

塩田は劣悪な労働環境と孤立した作業環境のため、労働権侵害が発生しても外部の監視や保護が及びにくい構造である。政府は2021年の新安郡塩田労働者人権侵害事件を契機に制度改善を進めてきたが、最近再び類似の事件が発生したため、現場中心の再発防止策を講じた。

塩田における労働搾取問題は単なる労働条件の違反にとどまらず、暴行、強制労働、賃金搾取、障害者の人権侵害が絡む可能性があるため、厳正な対応が求められる。特に、離島や農漁村地域の孤立した事業所では、被害者が外部に助けを求めることが難しいため、事前の点検が重要である。

このため、労働省は全塩田事業所765カ所を対象に、基礎的な労働秩序の確立と労働関係法の遵守状況を自己診断するよう緊急に文書を配布した。事業主が自ら暴行の有無、労働契約の締結、最低賃金の遵守、賃金明細書の交付などを点検し、即座に改善するための措置である。

全塩田の80%が所在する新安郡を管轄する木浦雇用労働事務所は、塩田事業所55カ所を対象に不意訪問によるパトロール監督も実施する。監督では賃金未払いや暴行などの労働関係法違反の有無を確認する。

海洋水産省は5月から地方自治体と共に全塩田に対する雇用実態の全数調査を進めている。この過程で暴行、強制労働、賃金搾取などの違法・人権侵害の兆候が確認された場合、労働省と警察庁に即座に通報することになっている。

警察との連携も強化される。既存の移住労働者の人権侵害に対応するために運営されていた労働省-警察庁のホットラインは、国内労働者の事件にも拡大される。警察が塩田などの離島地域で労働権侵害事件を認知した場合、労働省に即座に通報し、合同調査を行う。

今回の対策の核心は、各機関が別々に動かず、現場調査、警察パトロール、労働監督を一連の流れでつなげることである。雇用実態調査で異常な兆候を見つけ、警察が犯罪の疑いを確認し、労働省が労働監督と刑事事件化に結びつける構造である。

違法事項が確認された事業所には厳正に対応する。労働省は海洋水産省と警察庁から通報を受けた事業所に対して迅速に労働監督に着手し、暴行・強制労働などが確認された場合、即座に刑事事件として扱う計画である。

海洋水産省と地方自治体は、強制労働などの違法行為が確認された塩田に対して、関連法令に基づき許可の取り消し、事業参加の制限、助成金の返還などの措置を講じる。被害者の保護が必要な場合には、関係省庁と地方自治体が協力して保護施設の連携や被害回復支援も並行して行う。

事業主教育も拡大される。労働省と海洋水産省は塩田事業主を対象に労働法遵守教育を実施し、労働権保護意識と人権感受性を高め、事業所内での法遵守意識を向上させる計画である。

金英勲労働省長官は「暴行や強制労働など、労働者の人権を踏みにじる前近代的な労働搾取は、いかなる理由でも容認されない」と述べ、「関係機関と緊密に協力し、労働搾取と人権侵害を最後まで追及し、法違反に対しては無寛容の原則で厳正に対応する」と強調した。

黄鍾宇海洋水産省長官は「塩田労働者の人権と労働権の保護は、持続可能な天日塩産業のための最も基本的な前提である」とし、「違法行為が確認された事業所には許可取り消しなどの管理手段を厳格に適用する」と述べた。




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