2026. 06. 30 (火)

AI投資の逆説…年100億円投入しても売上成長企業は「5社中1社」

  • グローバル大企業のAI支出、前年比47%増…デロイト「売上成長を達成したのは20%のみ」

  • 1人当たりのトークンコスト、最大2286万円…ウーバー、4ヶ月で年間予算を使い切る

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AIで作成された画像 [写真=MSコパイロット]


企業は人工知能(AI)導入に巨額の費用を投じているが、実際に売上成長に結びつく企業は5社中1社に過ぎないことが明らかになった。投資は増加しているが、成果は停滞している「AI投資収益率(ROI)逆説」が、グローバルな経営現場での話題となっている。

29日、IT業界によると、ガートナーやセカンドタレントなどの主要調査機関が発表した資料を総合すると、グローバル大企業の年平均AI投資額は650万ドル(約100億円)に達するという。今年、世界のAI支出総額は前年比47%急増し、2兆5900億ドルに達する見込みである。特に生成型AIソフトウェアの支出増加率は前年同期比で80.8%に達した。

投資規模は急激に増加しているが、成果は期待に届いていない。デロイトが経営者1854人を対象に実施した調査によると、AIを通じて実際に売上成長を達成したと回答したグローバル企業は20%にとどまった。明確な戦略なしに生成型AI導入に予算を投じた企業のAX(AI転換)失敗率はさらに高かった。公式なAI戦略を持つ企業の成功的導入率は80%であるのに対し、戦略なしに導入した企業は37%に過ぎなかった。

エージェントAIの普及により、トークンコストの負担も増大している。クランチベースの分析によれば、従業員1人当たりのAIトークン支出は、一般企業が月2246ドル(約346万円)、上位25%の企業は月1万4843ドル(約2286万円)に達している。実際、ウーバーがエンジニア5000人にAIコーディングツールを配布した結果、1人当たり月500〜2000ドル(約77万〜308万円)が請求され、4ヶ月で年間予算を使い切る事態となった。

国内の状況は二極化が顕著である。国内企業の80%以上が何らかの形でAIを導入しているとされるが、コスト負担が大きい国内中小製造業のAI導入率は1%前後に過ぎない。韓国商工会議所の調査でも、製造業の82.3%が「AIを経営に活用していない」と回答し、中小企業の活用度は4.2%にとどまった。即座に売上に結びつかない分野に数億円を投じる余裕がないためである。

ガートナーのミシェル・カーソンアナリストは「単にAI支出を増やしてもビジネス成果にはつながらない」とし、「成功した企業はAIを製品革新、営業、マーケティングに結びつけて成長エンジンとして活用している」と評価した。



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