2026. 06. 30 (火)

欧州の夏の風景を変えた猛暑

  • 猛暑の影響で生活様式が変化

  • アジア式の夏の過ごし方を受け入れる欧州

写真=聯合ニュース
[写真=聯合ニュース]

欧州を襲った記録的な猛暑が生活様式を変えている。
 
夏に日傘を使っていたアジア人を不思議に思っていた欧州人が、日傘を持ち始め、中国製の移動式エアコンは品薄状態になっている。
 
窓にアルミホイルを貼って日差しを遮る光景も一般的になった。気候変動が欧州人の夏の常識を揺るがしているとの分析がある。
 
29日、BBCなどによると、イギリスでは最近の猛暑で街中で日傘を使う市民の姿が目立つようになった。BBCが公開したイギリスのブリストルの現場写真には、市民が強い日差しを避けるために日傘を使用している様子が映っている。
 
これまで欧州では雨が降っても傘をあまり使わない文化が一般的だった。夏に日傘を使う韓国や日本、中国など東アジアの文化について「なぜ日差しを避けるのか」、「肌を白く保とうとしているのではないか」と疑問に思う視線も少なくなかった。
 
しかし、連日40度近い猛暑が続く中、日傘はもはや珍しい物ではなく、体感温度を下げる実用的な猛暑対策用品として定着している。
 
国内のオンラインコミュニティやSNSでは「これまで日傘を見て不思議がっていたが、結局使うようになった」、「猛暑の前では文化も変わる」といった反応が続いている。
 
写真=聯合ニュース
[写真=聯合ニュース]
 
猛暑は社会全体にも大きな衝撃を与えている。BBCは、イギリスで6月の気温が史上最高を記録し、病院の救急室利用者が急増し、数百の学校が休校となり、鉄道運行が中止されるなど、社会基盤にも支障が出ていると報じた。一部のスーパーマーケットでは冷蔵設備が故障し、生鮮食品の販売を中止したり、裁判所の留置場が冷房問題で閉鎖されることもあった。
 
冷房機器の需要も爆発的に増加している。ロイター通信によると、欧州では設置が簡単な中国製の移動式エアコンの販売が急増し、一部の製品は品切れ状態になっている。
 
ドイツではオンライン販売量が昨年より37%増加し、スペインとフランスでも出荷量が2倍以上増加したと伝えられている。サムスン電子とLG電子もフランスやイタリア、スペインなどでエアコンの販売が大幅に増加したことが知られている。
 
エアコンがない古い住宅では、別の「猛暑生存法」も登場している。直射日光を反射するために窓にアルミホイルや遮熱フィルムを貼り、昼間はシャッターと窓を閉めて室内温度の上昇を防ぐ家庭が増えている。一部の住民は冷房設備が整ったショッピングモールや公共施設で涼を取る姿も見られる。
 
欧州はもはや「エアコンが必要ない大陸」ではない。気候変動により猛暑が激化する中、日傘や冷房機器、遮熱用品など、かつてアジア諸国で一般的だった夏の生活様式が欧州にも急速に広がる現象が日常化している。
 
写真=聯合ニュース
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