2026. 06. 25 (木)

ベトナムサッカー代表、AFF杯連覇に向けた本格的準備開始

  • コーチ陣の強化により指導力向上

  • 195㎝のディフェンダーから帰化選手まで空中戦力の強化

韓国代表出身の金斗鉉コーチ
韓国代表出身の金斗鉉コーチ [写真=聯合ニュース]

ベトナムサッカー代表チームは2026年アセアンサッカー連盟(AFF)杯の連覇に向けた本格的な準備を開始した。韓国代表出身の金斗鉉コーチを新たに迎え入れ、長身選手やセットプレー専門の選手を多数選出し、戦力を強化している。

現地時間の23日、ベトナムのVnExpressなどの報道によると、金相植監督が指揮するベトナム代表チームはAFF杯に向けた招集訓練を開始し、金斗鉉コーチが新たなコーチングスタッフに加わった。金コーチは現役時代に代表として62試合に出場し、2004年アテネオリンピックと2006年ドイツワールドカップを経験している。また、イングランドのウェストブロムウィッチ・アルビオンで活躍し、2006年にはKリーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。

指導者に転身した後は、全北現代や中国の成都隆城で指導者としてのキャリアを積み、2024年には全北現代の監督を務めるなど、現場経験を広げている。金コーチは23日、ハノイで招集された28名の代表選手と初めての訓練を行った。金監督は今回のメンバーにベテラン選手と若手選手、Vリーグで活躍する帰化選手をバランスよく配置し、選手層を厚くした。

代表チームは7月1日までハノイで訓練を行い、その後7月2日から14日まで韓国での遠征訓練を実施する。この期間中に3回の評価試合を行い、戦術の完成度と選手の実戦競争力を確認する予定である。
 
多様化したフリーキックオプション

金監督が今回の代表チーム編成で特に力を入れたのはセットプレーの強化である。現代サッカーにおいてセットプレーは勝敗を分ける重要な要素とされている。特に守備組織が強化された国際大会では、一度のフリーキックやコーナーキックが試合結果を左右することが多い。これまでベトナムはグエン・クァン・ハイとホアン・ドゥクがフリーキックの専任キッカーを務めてきた。しかし今回はパン・トゥアン・タイとグエン・ディン・バクが加わり、選択肢が大幅に増えた。

今回の代表チームで最も注目される変化は身長である。新鋭のディフェンダー、ディン・クァン・キエットは195㎝の身長を持ち、今回のメンバーの中で最大の話題となっている。東南アジアの舞台では珍しい体格条件を持つため、空中戦での強さが期待される。また、帰化選手のスアン・セン(186㎝)、タイ・ロック(188㎝)も空中戦での競争に貢献する。守備陣もベト・アイン(184㎝)、ドアン・バン・フー(186㎝)、タイ・チュン(182㎝)、ズイ・マン(180㎝)などの長身選手が揃っている。
 
セットプレーを通じた得点ルートの多様化

金監督が追求するセットプレー戦略は、単にヘディング得点に焦点を当てるものではない。長身選手が相手の守備を引き寄せることで、セカンドボールの状況で中距離シュートの機会が生まれる。相手の守備陣がゴール前に集中するほど、後方のスペースが開く可能性があるからである。これにより、直接フリーキック、ヘディング、セカンドボールシュート、ゴール前でのフィニッシュなど、さまざまな方法で得点を狙う構造が作られている。

一方、ベトナムは今回の韓国遠征訓練を通じて、これらのセットプレー戦術を集中的に磨く予定である。AFF杯の競争国の守備組織がますます進化する中、金監督はセットプレーを最も強力な勝負手と位置付けている。新しいコーチングスタッフと長身選手、多様なキック能力を持つ選手たちがシナジーを生み出せば、ベトナムはAFF杯の優勝候補としての存在感をさらに高めることが期待される。
 



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