まだ工場の増設も、大型武器の輸出契約も続いていない。しかし、市場は先に動き始めた。今年の春、日本の株式市場で最も注目を集めた銘柄は三菱電機である。3月末から上昇し始めた株価は、今月に入って史上最高値を更新した。エアコンやエレベーターで知られるこの会社に投資家が集まったのは、防空・宇宙技術が理由である。トランプ米大統領の次世代防空網『ゴールデンドーム』構想と日本の広域防空強化が連動し、三菱電機の管制レーダーと防衛・宇宙技術が新たな成長エンジンとして浮上した。
投資家が注目しているのは、現在の日本の防衛産業ではなく、防衛費の増額や輸出規制の撤廃、世界の軍事費増加が重なった後の日本の防衛産業である。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によれば、2025年の世界軍備支出規模は前年より2.9%増加し、2兆8870億ドル(約4325兆ウォン)で史上最大となる見込みである。地政学的リスクが高まるにつれて、防衛装備の需要が増えるとの見通しも強まっている。日経新聞は、中堅企業3社の時価総額合計が過去6年間で14倍以上に増加し、同期間の純利益増加幅の5倍を超えたと報じた。
資金が集まる背景には、収益構造の変化もある。日本の防衛産業は長い間『儲からない事業』とされてきた。しかし、防衛省は2023年度から防衛装備調達業者の予想営業利益率を約8%から最高15%に引き上げた。物価・品質改善費用を価格に反映しやすくなった。川崎重工業は新たな条件で受注した契約が2026会計年度まで約90%に達し、採算性改善が本格化する見込みである。
業界再編に対する市場の期待も高まっている。日本には、米国のロッキード・マーチンのように防衛産業のみでグローバル市場をリードする専業大企業が存在しない。SIPRIによれば、ロッキード・マーチンの防衛産業売上比率は90%に達するが、三菱重工業は20%を下回る。防衛部門が大企業の中に分散しているため、投資や人材配分で後回しにされやすい。これを打破すべきだとの声が政府内でも上がっている。浜田靖一前防衛相が率いる研究会は、2025年末までに航空機・ドローン・ミサイル部門を民間企業から分離・統合することを提案した。市場が期待するのは、分散した防衛産業の能力を一つにまとめ、品質と収益性、規模を兼ね備えた『防衛産業のトヨタ』のような代表企業の登場である。
伝統的な防衛産業の外でも変化が始まっている。日経新聞によれば、日本のドローンスタートアップであるテラドローンは、ロシアの自爆ドローン『シャヘド』を追撃・迎撃する映像を4月に公開した。この会社の『テラA1』は1機当たり50万円(約473万円)以下で、1発数千万~数億円かかる従来の迎撃ミサイルよりもコスト負担が大幅に軽減されている。防衛装備庁は先月、防衛産業とは距離のあったスタートアップ・ベンチャーキャピタル約100社を集め、1年以上かかっていた調達手続きを短縮する『ファストパス調達』制度を発表した。防衛産業の重心が『重厚長大』製造業に留まらず、ドローン・AI・ロボティクス企業に広がり始めている。
もちろん、株価の上昇や制度の変化がすぐに産業競争力に結びつくわけではない。日本の防衛産業が価格や納期、大量生産能力で韓国に短期間で追いつくのは容易ではない。海外需要が増えなければ規模の経済は生まれず、工場や協力企業、熟練人材を再確保するには時間がかかる。ドローン・AI企業の参入も、護衛艦や戦闘機、ミサイルを生産する重厚長大基盤を代替することはできない。しかし、規制は緩和され、政府は収益構造を見直し、投資資金も先に動き始めた。注目すべきは、今日の日本の防衛産業ではなく、この変化が蓄積された10年後の日本の防衛産業である。
* この記事はAIによって翻訳されました。
