今月初め、岸田文雄自民党選挙対策委員長が北京を訪問した。高市政権発足後の「自民党四役」の初の訪中であったが、中国側の高官とは一人も会えなかった。日本の与党幹部が北京まで行ったにもかかわらず、対話の糸口すらつかめなかったのである。日本は出口を探したいが、中国は急ぐ理由がないというのが中日関係の現状である。
現在、中国は日本との関係改善を急ぐ動機が大きくない。直近では重要な国内政治日程が続いている。2026年11月には深圳でアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議が開催され、来年秋には5年ごとに行われる党大会が予定されている。特に党大会は習近平中国国家主席を含む最高指導部の人事がかかる舞台である。
国際環境も悪くない。先月、スペインのペドロ・サンチェス首相が北京を訪れ、習主席と会談した。また、トランプ米大統領も13日から15日にかけて中国を訪問する。英国やフランスなどの欧州主要国の首脳も次々と中国を訪れている。このように北京が海外の首脳で賑わうのを見て、日本外務省の幹部は「中国が日本に先に近づく動機は見えない」と漏らした。
日本側の事情も複雑である。中国が高市総理個人を狙った批判や対応措置を行う中、日本国内では逆に反発が強まった。日本経済新聞(ニッケイ)はこの反発が自民党の総選挙大勝の一因になったと分析している。中国の圧力が高市政権を弱体化させるのではなく、強硬路線の正当化に作用し、総理も発言を撤回できない立場にある。
では、誰が前に出るべきか。過去には議員外交や政党チャンネルがその役割を果たしていた。2015年、自民党の二階俊博当時幹事長は日本の経済界の人々約3000人を引き連れて北京を訪れ、習主席に安倍晋三当時総理の親書を伝え、公明党も連立パートナーとして定期的に代表団を送り中国指導部と接触していた。政府間の公式チャンネルが閉ざされても、議員チャンネルは生きていた。
しかし、現在はそのチャンネルがすべて枯渇している。東京大学の川島真教授は、中日間の重要なチャンネルであった公明党の連立離脱が両国関係に大きな空白を残したと述べた。自民党内部の事情も大きく異ならない。日中友好議員連盟の会長である森山裕前幹事長は高市総理とは距離のある人物であり、議員連盟は今回の連休期間に訪中団を編成しなかった。ある議員連盟の幹部は「高市政権が対話を模索する方向をまず示さなければ、議員外交も動けない」と述べた。
それでも両国が対面する公式の舞台は残されている。今月下旬に蘇州で開催されるAPEC通商大臣会議、6月の日本国際貿易促進協会代表団の訪中、そして11月の深圳APECである。関係改善の糸口は結局、こうした機会の中で見つけなければならない。12年前の2014年北京APEC首脳会議でも、その年の春まで中日首脳会談は容易ではないという評価が優勢であったが、夏から始まった水面下の調整の結果、安倍晋三当時総理と習主席の首脳会談が実現した。習主席にとっても深圳APECは来年の党大会を前にした重要な外交の舞台である。いくら相手が日本であっても、高市総理との出会いが冷たい場面で終わるように放置することは容易ではない。
高市総理の発言から半年が経過した今、習主席は先に手を差し伸べず、高市総理も発言を撤回できない。つながりを持つべき議員外交の通路は事実上断たれている。半年後の深圳APECで両首脳は結局対面しなければならない。その時までに凍りついた中日関係に最低限の接続線を復元できるか、残された時間がその試金石となるであろう。
* この記事はAIによって翻訳されました。
