![[写真=LS電線]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/10/22/20251022162446323958.jpg)
LS電線がグローバルエネルギー企業と共に、次世代海底原油移送技術の開発に乗り出す。
LS電線はノルウェーのDeep Ocean、Equinor、Aker BP、フランスのTotal Energiesなどと共に、「電気加熱式海底パイプライン(Flow Heat)」技術を共同開発すると22日、明らかにした。
この技術は従来の外部熱線方式ではなく、パイプライン内部にヒーティングケーブル(熱線)を挿入し、海中低温でも原油が凝固しないようにする方式で、深海油田開発の新しい標準として注目されている。
LS電線は同システムの中核部品であるヒーティングケーブルを開発し、2028年から単独で量産、供給する計画だ。 この製品は極低温と高水圧など極限の海洋環境でも耐えられるように設計されており、実証試験を通じて性能と信頼性を検証する予定だ。
ケーブル挿入式は設置が単純で効率が高く、費用を約35%節減し、炭素排出も30%減らし、施工期間も短縮できる。 最大水深3000m、長さ30km区間まで設置が可能で、小型無人潜水艇(ROV)を活用してケーブル構築が可能だ。
海洋エンジニアリング企業のDeep Oceanが総括を務め、Equinor・Aker BP・Total Energiesが実証パートナーとして参加し、北海など深海油田現場で技術検証を進める。
会社側は“今回の協力はLS電線の長距離ケーブル技術力とグローバルサプライチェーン力量が国際的に認められた事例”とし、“電力・通信中心の事業をガス・オイル分野に拡張する転換点になるだろう”と述べた。
LS電線はLSマリンソリューションと協力し、防衛産業用信号ケーブルを供給するなど、海底ケーブル技術力を基盤に防衛産業からオイル・ガスまで核心インフラ分野に事業を拡張している。
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