![[写真=SK on]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/04/20250804120225732282.jpg)
SK onが「技術主導成長」の経営基調に合わせ、研究所の名称を変更し、未来技術確保に本格始動をかける。 次世代技術を迅速に確保し、未来成長のための決定的なモメンタムを用意し、成長をさらに加速化するという構想だ。
SK onは「SK onバッテリー研究院」の名称を「SK on未来技術院」に変更したと3日、明らかにした。
SK onのパク·ギス初代未来技術院長(旧R&D本部長)は“グローバル技術競争が激しくなり、市場環境変化もはやくなっている”とし、“鮮明な研究・開発戦略を土台に、SK onを技術主導企業に成長させる”と抱負を明らかにした。
このため、未来技術院は△全固体バッテリー △LFP(リチウムリン酸鉄)バッテリー △角型バッテリーなど、ケミストリーとフォームファクタを多角化し、戦略的課題を遂行する。 特に、未来技術の選択と集中次元で、短期的戦略課題として「価格競争力」と「製品安全性」確保のための技術開発により一層速度を上げる予定だ。
価格面ではセルツーパックと乾式電極工程技術の商用化を推進し、安全関連では半固体電池と熱暴走防止ソリューションの開発期間を短縮するなど、未来技術の開発に拍車をかける。
セルツーパックはバッテリーセルをパックにすぐ組み立てる方式だ。 モジュール段階が省略された技術で、原価節減効果が大きい。 未来技術院は今年中にLFPとミッドニッケルセルツーパック技術の開発を完了するという目標だ。
乾式電極工程は湿式電極工程とは違って、溶媒乾燥過程が不要であり、設備投資費と運営費用を全て節減することができる。 未来技術院は年末までに乾式電極工程パイロットプラントを構築し、商品性確保に乗り出す計画だ。
半固体バッテリーは「ゲル」形態の高分子-酸化物複合系電解質を使用し、液体電解質バッテリー対比安全性が高い。 未来技術院に構築された半固体バッテリーパイロットラインで来年末までに試作品を生産することが目標だ。
熱暴走防止ソリューションは液浸冷却技術を活用してパック内部の温度上昇を効果的に抑制することができる。 液浸冷却技術は昨年、先行技術の検証を完了し、今年は完成車メーカーと協力して開発している。 11月、SKエンムーブとの合併を契機に、両社が保有した技術力量が結集され、液浸冷却技術開発に一層速度がつく展望だ。
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