LGユープラス、情報セキュリティに7000億投資…「2027年までにゼロトラスト完成」

[写真=LGユープラス]
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LGユープラスが5年間、約7000億ウォンを情報セキュリティに投資する。 「ガバナンス-予防-対応」という3大セキュリティシステムを基盤に、2027年までにゼロトラストモデルを完成した後、官民協力を通じたボイスフィッシング・スミッシング対応の強化に乗り出す。

29日、LGユープラスのホン·グァンヒ情報セキュリティセンター長はソウル龍山本社で開かれたセキュリティ戦略懇談会で、“最も多くの資源をゼロトラスト構築に集中する「セキュリティファースト戦略」に乗り出す計画”とし、“AIを活用したリアルタイム探知および対応、プライバシー保護、技術高度化などが核心投資分野”と明らかにした。

計7000億ウォンを投資してゼロトラスト構築、AI基盤のセキュリティ自動化、個人情報保護強化、サービス全般のコンプライアンス点検・改善、暗号化などに乗り出す。 LGユープラスは2023年、CEO直属「情報保安センター」を新設し、全社セキュリティガバナンスを体系化した。 今年のセキュリティ分野の予算は828億ウォンで、前年対比31.1%増加し、情報保護専門担当人材は292.9人で、86%増えた。

この日の懇談会では、ボイスフィッシング組織が悪性アプリでスマートフォンを掌握する方式が試演された。 画面が消えたスマートフォンでハッキングされたカメラ·マイクが作動し、盗聴・傍受がなされ、犯罪組織が電話をかけると、受信画面に「112」が表示される操作状況も再現された。 被害者が112に電話しても犯罪組織につながる可能性があるという話だ。

ホンセンター長は“悪性アプリが設置されれば、通話が全て犯罪組織に横取りされ、リアルタイム盗聴・傍受が可能になり、被害者が心理的にも大きく萎縮する恐れがある”と警告した。

ホンセンター長はボイスフィッシングのような民生犯罪に対応するため、通信会社、金融機関、端末メーカー、政府省庁などが参加する民官協議体の構成を提案した。

彼は“大統領室もボイスフィッシング対応コントロールタワーの役割をすると明らかにしただけに、LGユープラスも積極的に協力する”とし、“技術、政策、産業が有機的に連合しなければ、根本的な解決は難しく、定期的な情報共有と共同対応が可能な協議体が必要だ”と強調した。
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