![[写真=LSエレクトリック]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/24/20250424151508905043.jpg)
LSエレクトリックが太陽光、風力など新再生エネルギー発電量の拡大で電力供給過剰問題が深刻な済州道地域の系統安定化のためのエネルギー貯蔵装置(ESS)構築事業の着工を行った。
LSエレクトリックは23日、済州市翰林(ハンリム)邑で、PCS 10㎿バッテリー40㎿h級ESS構築事業の着工式を開催したと24日、明らかにした。
ESSは生産した電気を一時的に貯蔵し、電力が足りない時に使えるシステムで、エネルギー貯蔵期間によって長周期、短周期に分かれる。 長周期ESSは通常4時間以上の貯蔵、放電が可能で、新再生エネルギー出力制限緩和と系統安定化に効果的だ。 短周期ESSは変動性の激しい太陽光、風力など再生エネルギーの周波数調節用として主に使われる。
最近では再生可能エネルギーの発電量が大幅に増加し、日中などに過剰生産された電気を貯蔵し、 電気需要が多い時間に送電できる長周期ESSの重要性が高まっている。 太陽光、風力などの再生エネルギーが多い済州道地域が代表的だ。 済州地域では新再生エネルギー発電を通じた電気が使用量より多く、出力制御を頻繁に実施している。
今回の大容量長周期ESS構築を通じ、再生エネルギー発電量の多い済州地域で電力が過剰生産される時に電気を貯蔵し、需要が急増する時に供給することで、電力系統安定化に寄与できるものと期待される。
LSエレクトリックは2023年11月、イージス資産運用、コンファ、SPVなどと共同コンソーシアムを構成し、「済州1次長周期バッテリーエネルギー貯蔵装置(BESS)構築事業」の中で、翰林邑地域の事業者に選ばれた。 今回の事業は11月に竣工および商業運転を開始する計画だ。
LSエレクトリックは国内はもちろん、日本、英国など海外で認められたスマートエネルギー事業力量を土台に、EPC(設計・調達・施工)を引き受け事業を進行し、今後15年間の管理運営(O&M)も遂行する。
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