HBM成功神話のSKハイニックス、メモリー最強者に跳躍する

[グラフィック=亜州経済DB]
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高帯域幅メモリー(HBM)の成功神話を書いているSKハイニックスが、メモリー半導体市場の最強者に跳躍している。 昨年、サムスン電子の業績を上回ったのに続き、今年はDラム市場でもトップについた。 すでに今年のHBM物量も完売しただけに、実績薫風が続く見通しだ。

9日、金融情報会社のエフ・アンド・ガイドによると、SKハイニックスは今年第1四半期の売上17兆1842億ウォン、営業利益6兆5194億ウォンを上げたと集計された。 前年同期比それぞれ38.3%と125.9%急増した規模だ。

好業績の背景には断然「HBM」がある。 キウム証券のパク·ユアクアナリストは“高価のHBM3E(第5世代)12段製品の販売比重拡大と四半期後半の汎用メモリー販売量の好調が全社実績に肯定的に作用した”と分析した。

HBM市場で主導権を握ったSKハイニックスは、昨年の売上が前年より2倍以上増えた66兆1929億ウォンまで拡大した。 営業利益は23兆4673億ウォンで、サムスン電子・デバイスソリューション(DS)部門の15兆945億ウォンを上回った。 2023年、両社ともに大規模な赤字を出したことを除けば、昨年が初めての追い越しだ。

今年第1四半期には、世界のDラム市場で売上基準で初めてサムスン電子を追い抜き、メモリートップの地位を強固にしている。 SKハイニックスの全体Dラム売上のうち、HBMの割合は40%以上だ。

SKハイニックスの巡航はしばらく続くものと見られる。 今年、HBMの物量をすべて販売した状態で、現在、主力のHBM3E 12段製品をエヌビディアをはじめとする主要顧客企業に供給している。 後続製品であるHBM4(第6世代)12段製品も今年下半期の量産を目標に主要顧客会社にサンプルを供給した。

SKハイニックスのクァク·ノジョン代表は先月の定期株主総会で、“来年のHBM物量は今年上半期中に顧客との協議を終え、売上安定性をさらに強化する”と明らかにした。 来年の物量も近いうちに完売することを示唆したのだ。

サムスン電子もHBM事業の反騰に向けて孤軍奮闘しているが、人工知能(AI)半導体生態系を主導するエヌビディアの壁をまだ乗り越えられていない。

サムスン電子のチョン·ヨンヒョンDS部門長(副会長)は先月の定期株主総会で、“AI競争時代にHBMが代表的な部品だが、トレンドを少し遅く読んだため、初期市場を逃した”とし、“HBM4など次世代HBMではミスを犯さないため、計画どおり着実に準備中”と強調した。

それと共に、“早ければ第2四半期、遅くとも下半期からはHBM3E 12段製品が市場で主導的な役割を果たすことができるだろう”と付け加えた。
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