![[写真=現代製鉄]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/25/20250325151309547212.png)
現代製鉄が米国に自動車鋼板特化の電気炉製鉄所を建設し、グローバル鉄鋼市場での立地を強化する。
現代製鉄は25日、2029年の商業生産を目標に、米ルイジアナ州に電気炉基盤の一貫製鉄所を設立する計画だと明らかにした。 今回の投資は、インフレ削減法(IRA)への対応と北米自動車市場の拡大戦略の一環として現地生産拠点を確保し、新成長動力を強化し、中長期炭素低減体制に転換するための決定だ。
計58億ドル(約8兆5200億ウォン)を投資して構築する新規製鉄所は、原料から製品まで一貫工程を備えた米国初の電気炉基盤の一貫製鉄所だ。 従来の高炉方式に比べ、炭素排出を画期的に減らしながらも、高品質の鋼板を生産することができ、グローバルエコ鉄鋼市場でも競争力を備えるものと期待される。
この製鉄所は、自動車鋼板特化の生産施設として直接還元鉄(DRI)生産設備(DRP)と電気炉、熱延及び冷延鋼板生産設備で構成される。 年間270万トンの生産能力を備え、現代自アラバマ工場と起亜ジョージア工場、新規稼動予定のHMGMAと隣接しており、物流費の削減と安定的な供給網の構築が可能だ。
現代製鉄は今回の投資を通じ、現代自・起亜をはじめ、米国完成車メーカーの戦略車種に必要な高品質鋼板を供給する計画だ。 また、メキシコ、ブラジルなどの中南米市場や欧州内のグローバル完成車メーカーまで攻略し、市場シェアを拡大するという戦略だ。
現代自動車グループと共同投資協議を進めており、投資財源の安定的確保のため、米国内の戦略的パートナー会社との持分投資も検討している。 これを通じて米国市場での競争力を極大化し、長期的な成長基盤を固める計画だ。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。