![[写真=現代製鉄]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/28/20250328112953437809.png)
韓国2位の鉄鋼メーカーである現代製鉄が、創立以来初めて仁川(インチョン)工場全体の稼動を1ヵ月間中断する。
現代製鉄は27日、“単なる定期補修ではなく、市況悪化による減産措置”とし、“短期損失を甘受しても市場正常化のための決定”と明らかにした。
今回の措置は鉄筋など棒形鋼市場の供給過剰を緩和し、赤字累積状況を改善するためのものだ。 現代製鉄は国内鉄筋の在庫が減少し、供給過剰が解消されるまで減産を続ける方針だ。
鉄鋼業界は現在、主要製鋼会社が出荷および生産調整をしているにもかかわらず、需要鈍化による価格下落と低価格出血競争が続いている。 このため、棒形鋼の最大供給会社である現代製鉄の生産中断は短期的に供給調節効果を出すものとみられる。
棒形鋼は建設、機械、自動車、造船、エネルギー·プラント産業などに幅広く使われる基礎鉄鋼素材だ。
現代製鉄関係者は“鉄筋市場の危機は構造的問題を抱いているが、現在としては減産を通じて需給均衡を合わせることが最優先”とし、“強度の高い減産政策で需給が安定すれば、4月以後に価格反騰の可能性が開かれるだろう”と述べた。
現代製鉄は、世界的な景気低迷や中国発の供給過剰、国内需要の鈍化の中で、最近、非常経営体制に突入した。 これにより、役員給与を20%削減し、全職員を対象に希望退職を受けるなど強力な原価節減措置を施行中だ。
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