![[写真=現代製鉄]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/02/27/20250227115615502923.jpg)
現代製鉄が昨年、グローバル完成車メーカー(現代自・起亜を除く)に販売した自動車用鋼板が100万tを超えたと27日、明らかにした。 2010年、唐津(タンジン)製鉄所の竣工以来、初めての記録だ。
現代製鉄はグローバル完成車メーカーの販売割合を最大200万tまで増やし、自動車用鋼板市場で「トップ3」に上がるという目標だ。
昨年、自動車用鋼板の生産量は500万トンで、約20%をグローバル自動車企業に販売した。 2017年から現代自・起亜以外の販路拡大に乗り出した後、7年ぶりに成し遂げた成果だ。
現代製鉄の外部販売比重は2021年16%から2022年17%、2023年18%などと着実に高まっている。 現在はゼネラルモーターズ(GM)、フォード、ルノーなど25のブランドに納品している。 今年はこの割合を20%以上に高めるという覚悟だ。
自動車用鋼板は鉄鋼製品の中で最も高付加価値製品だ。 完成車メーカーと長期供給契約を結ぶのが一般的であるため、安定的に収益を出せるメリットがある。 現代製鉄全体の売上のうち、自動車用鋼板の割合は40%を上回る。
現代製鉄は電気炉・高炉複合プロセスで、炭素排出を減らした自動車用鋼板も来年から商業生産する計画だ。 2020年に稼働を停止していた唐津製鉄所の「薄板熱延」工場を炭素低減自動車用鋼板工場に転換する。 高付加価値製品の生産を通じ、収益性改善に拍車をかける方針だ。
このために独自の炭素中立生産体系である「Hy-Cube」技術を適用した。Hy-Cube技術は新しい電気炉に鉄スクラップと直接還元鉄(DRI)、高炉で生産した溶銑などを混合使用する方式だ。
現代製鉄関係者は“該当工場は今後、自動車鋼板など高級鋼材を生産する予定”とし、“グローバル自動車素材企業としてさらに一段階跳躍する”と述べた。
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