![[写真=SKバイオサイエンス]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/02/06/20250206114444531939.jpeg)
SKバイオサイエンスは昨年の連結基準の売上2675億ウォン、営業損失1384億ウォンを記録したと5日、公示した。 前年比売上は27.6%減少し、赤字は続いた。
昨年第4四半期の売上は1568億ウォン、営業損失は508億ウォンだ。 売上は前年同期より73.1%増えたが、赤字は続いた。 売上増加は昨年10月に買収手続きを終えたドイツ委託開発生産(CDMO)業者であるIDT Biologikaの実績が反映された影響が大きかった。
SKバイオサイエンス側は、営業赤字の原因として「攻撃的な投資」を挙げた。 松島(ソンド)グローバル研究工程開発(R&PD)センターの新築と安東(アンドン)Lハウスの増築、肺炎球菌ワクチンの臨床3相進入などが影響を及ぼしたという説明だ。
今年はIDTの黒字転換と独自ワクチンの売上増加で、財務健全性を一層高めるという計画だ。
IDTは買収後、経営効率性の向上と新規事業受注を通じた稼働率改善作業を進めている。
SKバイオサイエンスの主要製品も海外輸出を通じた売上増大を図っている。 インフルエンザワクチン「Sky Cellflu」は、昨年初めてタイの南半球品目の許可を受け、輸出を準備している。 接種量基準で韓国1位の帯状疱疹ワクチン「Sky Zoster」は、東南アジアを中心に海外市場を叩いている。 水痘ワクチン「Sky Varicella」もPAHO(汎米保健機構)などの国際調達市場で安定的な供給を続けている。
グローバル製薬企業のサノフィ(Sanofi)との戦略的な協力強化も実績改善に対する期待感を高める。
SKバイオサイエンスはサノフィと昨年、6価混合ワクチン「Hexaxim」など5種ワクチンに続き、今年、呼吸器細胞融合ウイルス(RSV)予防抗体注射「Beyfortus」とA型肝炎ワクチン「Avaxim」の国内共同販売・流通契約まで拡大締結した。
昨年末、サノフィと契約を結んだ次世代肺炎球菌ワクチンに対する5000万ユーロ(約755億ウォン)の前払金と、その後開発完了時点まで段階別に受け取る最大3億ユーロ(約4529億ウォン)のマイルストーン(段階的技術料)も今年から収益認識される予定だ。
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