ポスコホールディングスがオーストラリアの鉱山企業であるハンコック社と提携し、二次電池用原料供給網の強化に乗り出す。
ポスコホールディングスは9日、ハンコックとリチウム事業協力業務協約を締結したと10日、明らかにした。 ハンコックは西オーストラリア州パース(Perth)市に本社を置く鉱山専門企業で、鉄鉱石事業を主な収益源としているとし、リチウム、天然ガス、レアアースなどに事業を多角化している。
韓国とオーストラリアを映像で連結して行った同日の締結式には、ポスコホールディングスのキム·ジュンヒョン二次電池素材総括(副社長)とハンコックのGarry Korte最高経営者(CEO)など両社の経営層が参加した。
ポスコホールディングスとハンコックは今回の業務協約で、年産3万トン規模のリチウム事業を推進する。 両社は韓国を含む多くの国の中で、最適のリチウム工場設立候補地を一緒に検討する予定だ。 投資金額など詳細は今後、具体化していくことにした。
ポスコホールディングスは今回の協力で、ハンコックが保有している多様な鉱山資産と連携し、米国海外憂慮機関(FEOC)規制から自由な安定的なリチウム原料供給網を追加で確保する計画だ。
特に、リチウム鉱山、塩湖から水酸化リチウム、陽極材、リサイクリングにつながるグループリチウムバリューチェーンが一層強化されるものと期待される。
キム·ジュンヒョン総括は“ポスコホールディングスはハンコックと長年のパートナーシップを通じて信頼を築いてきた。 今回のリチウム事業協力でも最適な事業構図を検討し、良い実を結ぶ”と述べた。
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