尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、北朝鮮戦闘兵のロシア派兵による安保状況を点検するための緊急安保会議を主宰し、対応策を話し合った。
尹大統領は18日午後、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室で『北朝鮮戦闘兵のロシア派兵に伴う緊急安保会議』を主宰した。国家安保室、国防部、国家情報院の主要関係者が出席した今回の会議は、北朝鮮軍のロシア派兵とウクライナ戦参戦による韓国の安保に対する影響を総合的に点検し、今後の対応策を議論するために開催された。
参加者たちは最近、北朝鮮軍のロシア移動とロシアに対する戦争支援情報を共有し、ロシア・北朝鮮の軍事密着が軍事物資の移動を越えて実質的な派兵にまでつながった現状が、韓国はもちろん国際社会に対する重大な安保脅威という点で認識を共にした。また、このような状況を座視せず、国際社会と共同で利用可能なあらゆる手段を動員して対応していくことにした。
大統領室は「友好国との協力の下、北朝鮮のロシア派兵の動きを初期から綿密に追跡してきており、今後も関連状況を綿密に注視し、必要な措置を積極的に講じていく計画だ」と伝えた。
先立ってウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は17日(現地時間)、ベルギーのブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議後に開かれた記者会見で、「北朝鮮がロシア側に立ってウクライナと戦う兵力約1万人を準備中だという情報がある」と明らかにした。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。