ロッテ、今年下半期の事業方向の核心は「AI」…チャットボットから広告制作まで

[写真=ロッテグループ]
[写真=ロッテグループ]

ロッテグループが19日、下半期VCM(Value Creation Meeting・旧社長団会議)を開き、グループ戦略と事業方向を議論する。 今年下半期のVCMで辛東彬(シン·ドンビン、日本名:重光昭夫 )ロッテグループ会長は、人工知能(AI)事業などグループの未来ビジョンを共有するものと見られる。 辛会長がAI事業に力点を置いてデジタル転換に速度を上げているという点からだ。
 
16日、財界によると、ロッテは19日、ソウル蚕室ロッテホテルワールドで、辛会長が主宰する下半期VCMを開く。 ロッテグループは1年に2回、上半期と下半期にVCMを開き、グループ経営計画と企業価値向上のための戦略方向について話し合った。

ロッテグループは持続的にAIを通じた競争力強化を強調してきた。 昨年7月に開かれた下半期VCMで、辛会長は“AI技術が過去のPC·インターネット·モバイルのように世の中に大きな変化を起こすだろう”とし、AIを言及した。

今年の新年の辞でも「AIトランスフォーメーション」時代を迎えるための事業革新を急いでほしいと要請し、“業務全般にAI受容性を高め、生成AIなど多様な部門に技術投資を強化してほしい”と注文した。

続いて1月に開かれた上半期VCMでは“AIを単純に業務効率化手段と考えないで、革新の観点から本源的競争力を強化するための方案と考えてほしい”とし、AIの重要性を再度強調した。

以後、ロッテグループは昨年9月からAIを活用した未来事業を発掘・育成するため、ESG(環境·社会·支配構造)経営革新室傘下にタスクフォース(TF)を設けた。 また、今年3月まで活動予定だったAI TFは運営期限を9月まで延長し、事業範囲を拡大した。 TFではグループAI戦略方向を検討し、食品·ショッピング·ホテル·化学など系列会社別にAIを活用できる方案を分析し企画することに集中した。
 
また、辛会長は系列会社のCEOなど110人余りを集め、今年3月に最新AIトレンドを点検し、グループAI力量を強化するための「2024 LOTTE CEO(最高経営者)AIコンファレンス」を開催したりもした。

ロッテグループはこのようなビジョンに合わせ、AIを業務全般に導入し活用している。 ロッテデパートは100を超える社内業務マニュアルを5つに類型化して提供する対話型AIチャットボットを導入した。 従来より情報検索時間を90%以上短縮した。 社内業務用協業ツールにはチャットGPTを連動し、広告文句生成、パートナー社オーダーメード型Eメール作成、文書要約・翻訳などの作業を速くて効率的に処理することができる。
 
建設事業にもAI活用を拡大した。 ロッテ建設はAIシステムを活用して現場安全管理を高度化した。 これと共に、産業安全スタートアップのドゥアズとAI基盤の建設仕様書の質疑応答と分析を可能にするプラットフォーム(ConGTP)を作った。
 
業界関係者は“ロッテ系列会社が未来事業を中心に再編される市場状況に合わせてAI転換に速度を上げるものと見られる”と述べた。
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