ハンファオーシャン、ポーランド潜水艦受注戦で「張保皐-III」の存在感を誇示

[写真=ハンファオーシャン]
[写真=ハンファオーシャン]

ハンファオーシャンは6月20日、ポーランドのワルシャワで開かれた「国際海洋安全保障フォーラム(National Maritime Security Forum)」に参加し、張保皐(チャン・ボゴ)-III潜水艦の優秀性を広く知らせた。

ポーランド海軍、防衛産業専門家、海洋安保関係者などが参加した該当フォーラムで、ハンファオーシャンは「潜水艦運用概念および教育訓練分野」に対する発展方案を提示した。

特に、「乗組員の戦備態勢維持プログラム(Gap Filler Program)」の提案を通じ、この日の行事に参加した多くのポーランド側関係者たちの注目を集めた。 同プログラムはポーランドのオルカ(Orka)潜水艦の建造中、乗組員の戦闘準備態勢の維持を可能にする。

今回の行事期間中、ポーランド駐在英国大使や米海軍武官、ポーランド海軍作戦司令部副司令官ら主要人物らは行事会場に設けられたハンファオーシャン展示ブースを訪れ、張保皐-III潜水艦に多くの関心を示した。

ポーランド政府は海軍現代化事業の一環として、オルカ事業は推進している。 今後、海軍で運用する潜水艦3隻を新たに導入するプロジェクトだ。

ハンファオーシャンはポーランド海軍に今後30年以上運用が可能な先端技術と圧倒的性能の潜水艦を提供するという目標だ。 特に、ポーランド産業の発展に貢献できる技術移転と現地化を積極的に推進するという戦略だ。

潜水艦整備に必要な技術や主要機材を供給する韓国企業のポーランド現地進出拡大も支援する。 ここに今後、ポーランド海軍が自主的にMRO(維持・補修・整備)分野を遂行できるよう、現地に支援センターを設立するなど、技術およびライセンス移転のための細部協力方案も共有した。

ポーランド政府は現在、潜水艦導入のための手続きを進めている。 早ければ今年7月頃に上位3社を選定し、来年上半期には優先交渉対象者を選定するものと予想される。

ハンファオーシャンは現在、オルカ事業でドイツ、フランス、スウェーデン、スペインなど欧州の潜水艦メーカーと激しい競争を繰り広げている。 国産化率80%水準の張保皐-III潜水艦を基盤に、国内主要協力企業と「Team Korea」を構成する方針だ。

これを通じ、ポーランドの独自MRO力量強化のための先制的で差別化された現地化および技術移転を提案する計画だ。 ハンファオーシャンはオルカ事業の受注で、国内協力会社各社のグローバル市場への参入拡大に向けた足がかりを作ることを目標にしている。
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