韓国でペットを飼う人口が1500万人を超え、ペット同伴旅行客が大幅に増えた。韓国政府と自治体はペットと一緒に楽しめる観光商品を相次いで拡大し、国内観光の活性化に力を入れている。
韓国農村経済研究院(KREI)によると、韓国のペット養育人口の割合は2010年の17.4%から2020年は27.7%へと増加した。2023年基準で全体人口の約30%である1500万人がペットを飼っていると予想した。
ペットの養育人口の増加は観光産業にも大きな影響を及ぼす。ペット同伴の旅行地が増え、国内地域の観光地に流入する効果が現れるためだ。
最近では、愛犬と泊まれる宿や食堂、キャンプ場を越えてテンプルステイ、ペット同伴航空など、さまざまな方面で伴侶動物と一緒に楽しめる商品が登場したりもした。
韓国観光公社世宗忠北支社は曽坪、観光スタートアップ「伴侶生活」と共に忠北・曽坪の弥勒寺で毎月1回ずつ伴侶犬同伴テンプルステイを行っている。また政府もペットの養育人口をターゲットにする各種政策を展開している。文化体育観光部と観光公社は最近、新規ブランドイメージ「ヨヘンダニョオルケ(旅行に行ってくる犬)」を披露し、「ペット親和観光都市」を選定して支援している。
公社は去る3月、LGユープラス、済州航空とペット同伴旅行活性化のために業務協約を締結し、先月ペット同伴チャーター機済州往復航空商品を披露し、6月のキャンペーンではペット航空運賃割引特典を追加した。さらに革新観光ベンチャーにペット同伴旅行商品プラットフォーム「ペット生活」を選定したりもした。
自治体でもペット関連商品の開発に力を入れている。昨年、ペットにやさしい観光都市に選ばれた蔚山市は、ペット健康文化センターを造成中であり、ペット同伴宿泊施設に改善費を支援する。今年3月、ペットにやさしい観光都市に新たに選定された抱川市は、ペットテーマパークを造成し、ペット観光案内士の育成を推進する計画だ。
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