
裁判所が医学部定員2000人増員決定の効力を止めてほしいという医療界の要請を棄却した中で、韓国政府が「具体的な実行案を用意して医療改革推進に拍車をかける」と明らかにした。
行政安全部のイ・ハンギョン災難安全管理本部長は17日午前9時、政府世宗庁舎で医師集団行動中央災難安全対策本部会議を開き、「(韓国)政府は司法府の意思を尊重して医療現場の葛藤を早く終わらせ、大韓民国の医療システム改革のための使命を全うする」と述べた。
続けて「医療スタッフの拡充に続き、地域医療の強化、医療事故安全網の強化、公正な補償体系の確立など、4大課題に対する具体的な実行案を早急に用意する」とし、「地域から排出した医師が地域の必須医療分野に携わって長く働けるよう支援していく」と付け加えた。
病院を離れた専攻医らに対しては、「修練の質を高めるための支援策をまとめる」と約束した。
一方、ソウル高裁行政7部(グ・フェグン部長判事)は16日、医療界が保健福祉部・教育部長官を相手取って起こした医大増員・割り当て執行停止申請について却下と棄却決定を下した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。