去る1月、「漫画・ウェブトゥーン産業発展方向」を発表し、年内に「漫画・ウェブトゥーン界のカンヌ映画祭」のような権威ある授賞式を開催すると明かした文化体育観光部の計画が実現される。
2日、ウェブトゥーン業界と文化体育観光部などによると、「2024グローバルウェブトゥーンフェスティバル」が9月26~29日、ソウル城東区聖水洞のエスファクトリーD洞一帯で開かれる。
4日間にわたって開催される今回のウェブトゥーンフェスティバルの主なテーマは「ポップアップストア」(臨時販売スペース)。定型化されたブース形式から抜け出し、参加業者が自由にポップアップストアを構成するようにする計画だ。
メイン会場と周辺の商店街をつなぐ空間もお祭りストリートとして整備され、展示やトークコンサート、サイン会などウェブトゥーン読者を狙った様々な付帯イベントも行われる。
具体的には、ウェブトゥーンの歴史を扱った企画展示や主要ジャンルと作家テーマ展示、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)を活用した展示、ウェブトゥーンオリジナルサウンドトラック(OST)コンサートなどを企画中であるという。
またフェスティバル初日には「グローバルウェブトゥーンアワード」も開催される。
グローバルウェブトゥーンアワードは、国内外の作品を問わず、優秀なウェブトゥーンを選定する国際的に権威のある授賞式を目標にしているだけに、国際映画祭のように本賞受賞作数編を招請し、この中で大賞、新人賞などを与える方式になると見られる。
特に今回のフェスティバルはコンベンションセンターではなくソウルの「ホットプレイス」に挙げられる聖水洞で開かれるという点が特徴。会場には英語、日本語、中国語が話せる案内スタッフなども配置、海外からのウェブトゥーンファンを迎える予定だ。
政府は誰でも参加できる開かれた祭りを通じて8万人以上の国内外観覧客が訪問し、18億ウォン以上のポップアップ売上額を出すものと期待している。
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