HD現代造船の系列会社である現代尾浦(ミポ)造船が韓国初の自律運航実証船舶の建造に成功した。
現代尾浦造船は8日、蔚山本社で韓国初の自律運航実証船舶である「POS SINGAPORE」号と「POS LAEMCHABANG」号など1800TEU級のコンテナ船2隻に対する同時命名式を開催したと明らかにした。
POS SINGAPORE号は仕上げ作業を経て、今月末にPAN OCEANに引き渡され、POS LAEMCHABANG号はこの日、すぐ引き渡された。
2022年4月、PAN OCEANから受注したPOS SINGAPORE号とPOS LAEMCHABANG号は長さ172m、幅27.4m、高さ14.3m規模で、20フィート長さのコンテナ1800つを同時に運ぶことができる。
硫黄酸化物低減装置(Scrubber)、船舶平衡水処理装置(Ballast Water Treatment System)など各種エコ装置を搭載した。 特に、最適な経路と航海速度を案内し、突発状況を感知して安全航海を支援する先端自律運航システムが多く適用された。
HD現代グループの自律運航専門系列会社であるAvikusで開発されたHiNASを適用し、知能航海システム、機関自動化システムなど多様な自律運航核心技術を検証する韓国初の自律運航実証船舶という意味を持つ。
海洋水産省と産業通商資源省は2020年、「自律運航船舶技術開発事業統合事業団」を発足し、国内産学研機関の核心技術開発を支援している。 今回建造されたPOS SINGAPORE号で様々な海上テストを行い、船員の乗船なしに遠隔制御で運航可能な「自律運航3段階」を実現する計画だ。
現代尾浦造船関係者は“今回建造された実証船舶が自律運航国産技術開発に力を加え、今後、韓国の造船・海運業発展に寄与することを願う”と明らかにした。
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