韓国政府が看護師の業務範囲に関する補完指針を打ち出し、8日から看護師たちが医療現場でより多くの診療行為をすることになる。
8日、政府と医療界によると、保健福祉部は前日(7日)看護師らが医師業務の一部を合法的に遂行するようにしたモデル事業の補完指針をまとめ、同日から施行することにした。
補完指針は看護師を熟練度と資格に応じて「専門看護師・専担看護師(診療補助看護師)・一般看護師」に区分して業務範囲を設定し、医療機関の教育・訓練義務を明示した。
この指針によると、看護師らは死亡診断など最高裁が判例として明示した5つの禁止行為とレントゲン撮影、代理手術、全身麻酔、専門医薬品処方など9つを除いた多様な診療行為を医療機関長の責任の下でできるようになった。
この日から3つの部類の看護師はすべて緊急状況心肺蘇生法と応急薬物投与、血液など各種検体採取、心電図・超音波・新型コロナウイルス感染症検査などができる。
専門看護師と専担看護師の場合、委任された検査・薬物の処方ができ、診療記録や検査・判読依頼書、診断書、全員依頼書、手術同意書など各種記録物の草案を作成することができる。
また、専門看護師と専門看護師は手術部位の縫合など手術行為にも参加し、石膏包帯や添え木を利用した処置と体外衝撃破砕石術、乳歯道尿管(foley catheter)挿入なども行う。
特に専門看護師は、重症患者対象の気管挿管・抜管と中心静脈管の挿入・管理、脳脊髄液の採取もできる。
病院は事態の長期化に備えて病棟の運営を減らし、診療と手術を縮小している。
全南大学病院は最近入院患者が急減した2つの病棟を閉鎖し、該当病棟の医療スタッフを救急・集中治療室と必須医療課などに再配置し、釜山大学病院も類似診療科同士で病棟を統合運営し始めた。東亜大学病院はすでに救急室の病床を40床から20床に縮小して運営しており、大田乙支大学病院の救急室は医療スタッフの不在で皮膚科・整形外科・精神科・耳鼻咽喉科の診療が不可能で、神経外科は平日の業務時間のみ診療を受けることができる。
一方、福祉部が書面点検を通じて100ヶ所の修練病院の専攻医(1万2千225人)の勤務現況を点検した結果、去る6日午前11時基準で契約放棄および勤務地離脱者は計1万1千219人(91.8%)に達した。
福祉部は彼らに行政処分事前通知書を発送することで、未復帰専攻の処分手続きを開始した。
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