尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が6日、医科大学の定員拡大に反発する医師らの集団行動が続いていることについて、「国民の生命を人質にする不法な集団行動には、法と原則に従って厳重に対応するしかない」と警告した。
尹大統領は同日午後、世宗市(セジョンシ)で主宰した第11回閣議の冒頭発言で、「医師たちの集団行動は自ら責務を放棄することであり、自由主義と法治主義の根幹を揺るがすことだ」と指摘した。
尹大統領は「私たちの憲法と法律は『国民の生命と健康保護』のために国家と医師に非常に強い公的責務を賦課している」とし「国家は憲法36条により国民保健を保護しなければならない責務があり、医師は国民保健に危害が発生しないよう法を遵守しなければならない義務がある」と説明した。
続けて「国家が医師に免許を付与し、法に従って厳格に管理することは国民の生命と健康を保護するためのこと」とし「だからこそ医師の自由と権利には責任が伴う」と強調した。
さらに「国民の生命権を侵害する不法な集団行動は絶対に許されない」と付け加えた。
尹大統領は「医療行為に対する独占的権限はそれに相応する責任と共に付与される」とし、「したがって政府措置は医師の自由と権利を抑圧するのではなく、憲法による国家責務と国民生命権を守ること」と主張した。
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