韓国警察が医師の集団行動に対して強硬対応する方針だ。
ユン・ヒグン警察庁長は19日に開かれた定例記者懇談会で、「医療界の集団行動で捜査機関に告発されれば、決められた手続き内で最大限迅速に捜査する」とし、「明白な法違反があり、出席に応じない確実な意思が確認された個別医療関係者には逮捕令状を発行する」と明らかにした。
続けて「全体事案を主導する人々には検察との協議を経て拘束捜査まで念頭に置いて対応する」と付け加えた。
特に「一般的な捜査手続きは告発状が受け付けられれば数日後に出席要求書を送った後、一週間が過ぎてから出席がなされる」としながらも「今回は告発状が受け付けられ次第、個人にメールまたは書留郵便で出席要求書を送り、2~3日間隔で出席を要求する」と強調した。
ユン警察庁長は「今回の事案は国民の生命や安全と直結するたけに、警察の役割が非常に重要だ」として「事態が長期化し国民に被害を与えないよう強力な捜査まで念頭に置いて対応していく」と伝えた。
これに先立ち、韓国政府が医学部の入学定員2000人を一度に増やすと発表し、医師団体と政府の強対強対立が起きている。大韓専攻医協議会が集団行動を論議中であり、大韓医師協会側も集団行動を支持する考えを示した。医協も全会員投票を通じて団体行動時期を決める予定だ。
韓国政府は、もし医師たちが集団でストライキをして国民の健康を害する恐れのある診療空白を招くならば、免許取り消し手順まで検討するという立場だ。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。