ロッテエナジーマテリアルズが発足後、初の上半期戦略会議で、全固体バッテリー素材などに対する技術開発および量産準備現況を共有した。
ロッテエネルギーマテリアルズは15~16日、「2024年上半期戦略会議」を開き、対外活動強化方案と新規事業戦略などを議論したと17日、明らかにした。
会議にはキム·ヨンソプ代表をはじめとする国内事業場である益山(イクサン)1·2工場および義王(イワン)研究所、海外事業場であるスペインとマレーシア法人長など主要役職員50人余りが参加し、部門別の今年の細部目標と中長期戦略を共有した。
企画部門は業況鈍化傾向にも黒字基調を維持するために革新活動を持続推進し、企業説明(IR)活動をさらに強化するという計画を明らかにした。
営業部門では今年、顧客との接点を増やすため、マーケティング部署と協業してロードショー、テックデー、展示会への参加など、対外活動を拡大する方針を打ち出した。
研究開発(R&D)部門は現在開発中の硫化物系固体電解質とシリコン陰極活物質、リチウムリン酸鉄(LFP)陽極活物質など次世代バッテリー素材の研究に集中し、パイロットラインを越え、量産過程まで事業化戦略を具体的に提示した。
海外事業を率いる新規事業部門はスペイン・北米市場進出の進行過程と現地状況を説明し、競争力の高いハイエンド銅箔工場を作るための戦略を発表したとロッテエナジーマテリアルズは伝えた。
ロッテエナジーマテリアルズは、スペインのカタルーニャ州に年産3万トン(t)規模の電気自動車バッテリー用ハイエンド銅箔を生産するスマートファクトリーの建設を2025年の完工を目標に進めるなど、グローバル拠点の確保を推進している。
キム代表は“昨年、難しい業況の中でも業界唯一黒字を記録すると期待されるが、これはすべての役職員が力量を総動員して成し遂げた貴重な結果”とし、“今年も市場が不透明な状況だが、部門別に激しく悩んだ戦略を実現していくならば、内実のある持続成長企業に跳躍できるだろう”と述べた。
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