尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日から15日までの3泊4日の日程でオランダを国賓として訪問する。
大統領室は10日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のオランダ国賓訪問について「最大の目的は韓国とオランダ間の『半導体同盟』だ」とし、「半導体同盟基盤の上で戦略的パートナー関係を深め、価値連帯に基づいた外交安保協力、先端技術連帯に基づいた経済安保協力を強化するため」と明らかにした。
大統領室の金秀卿(キム・スギョン)報道官は同日午後、龍山(ヨンサン)大統領室でブリーフィングを開き、「尹大統領はオランダとの半導体同盟構築のため、半導体対話体の新設、了解覚書(MOU)締結、共同事業発掘協議などを進める予定」と予告した。
尹大統領はこの日公開されたAFP通信との書面インタビューで「今回のオランダ国賓訪問が半導体をはじめとする両国の経済安保分野協力に重要な転換点」になるだろうと強調し、「韓国とオランダが最も模範的な協力関係を通じてグローバル半導体サプライチェーン安定に寄与してきた。新興技術を巡る国家間、地域間覇権競争の深化で半導体産業の戦略的重要性がいつにも増して大きくなった状況で、今回のオランダ訪問は格別な意味がある」と述べた。
尹大統領は、今回の歴訪期間中、オランダの世界的な半導体装備企業であるASML本社を直接訪問し、クリーンルームを見学する。外国首脳にASMLクリーンルームが公開されるのは今回が初めてだ。今回の訪問にはサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長などが同行する。
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