韓国国会は21日、北朝鮮への不正送金に関わった疑いなどで逮捕状を請求されている最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の逮捕同意案を可決した。
国会は同日午後、最大野党「共に民主党」の李在明代表の逮捕の是非を巡り、賛成149、反対136、棄権と無効あわせて10の賛成多数で逮捕に同意することを可決した。採決には在籍議員(298人)のうち295人が参加した。
これより、李代表の身柄を拘束するかどうかは裁判所の令状実質審査にて決定される予定だ。
先立って18日、ソウル中央地検は李在明氏を都市開発や北朝鮮へ巨額の金が渡った疑惑などに関連し、背任や外為法違反などの疑いで検察が逮捕状を請求していた。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権への抗議のハンガーストライキ中に体調が悪化し入院している李氏は前日(20日)、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のアカウントを通して「明白に違法不当な今回の逮捕同意案の可決は政治検察の工作捜査に翼を付けてやるもの」とし、同意案の否決を訴えた。
一方、李氏の逮捕を巡っては去る2月にも検察が別の容疑で逮捕状を請求したものの、国会議員の会期中の不逮捕特権を理由に野党が多数を占める国会で否決されていた。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。