
ソウル市が来年1月、新しい交通カードの「気候同行カード」を発売する。
呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は11日、ソウル市庁のブリーフィングルームで、「ソウルにもドイツの49ユーロチケット(D-Ticket)のような公共交通無制限定期利用券を発売する」とし、物価高時代の家計負担を減らし、気候危機への対応に合わせて公共交通活性化に向けたものと説明した。
気候同行カードは月6万5000ウォンさえ払えばソウルの地下鉄と市内・マウルバス(町内バス)、公共自転車まで全て無制限に利用できる。
特にソウル市内で乗り降りする地下鉄1~9号線のほか、京義・中央線、盆唐線、京春線、牛耳新設線、新林線まで全て利用できる。ソウルから乗車して京畿・仁川など他の地域で下車する場合にも利用できるが、ソウル以外の地域で乗車する際は使用できない。また、バスの場合、ソウル市内バスとマウルバスを両方利用することができるが、京畿や仁川など他地域のバスや基本料金が異なる広域バスはソウル地域内でも使用が不可能だ。基本料金が異なる新盆唐線も除外される。
ソウル市は、気候同行カードの発売で乗用車の利用が減り、公共交通機関の利用が拡大したら気候環境の改善に大きく役立つと期待している。
実物カードだけでなくスマートフォンアプリでも利用でき、実物カードは最初3000ウォンで購入した後、毎月6万5000ウォンをチャージして使えばいい。
一方、気候同行カードは来年1~5月にテスト販売し、補完作業を経て来年下半期から本格施行する。
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