
ウィスキーの大衆化に韓国で秋夕(チュソク・旧盆)の贈り物セットとしてもウィスキーが大人気を得ている。
Eマートによると、秋夕のウイスキーギフトセットの前年比売上増加率は2020年16.3%、2021年39.5%、2022年17.8%などで毎年2桁を記録した。5年前にはウイスキーギフトセットの売り上げがワインギフトセットの売り上げに半分にもならなかったが、今年は90%水準まで伸びたのだ。
このような傾向は、今年に入ってMZ世代(1980年〜1990年代前半生まれ)がワインよりハイボールを好んで飲みながら短期間で売上が急成長した影響が大きかった。
MZ世代を魅了したハイボールやウィスキーブームに大型マートやコンビニまで差別化された高価な商品からハイボールとして活用できるコスパ商品まで多様な企画セットを用意した。
Eマートは秋夕の贈り物セットとしてバレンタインやロイヤルサルートなど多様な人気ウイスキーセットを発売すると同時に、酒類スマートオーダープラットフォームアプリの「ワイングラブ」を通じて限定量のウイスキーセットも販売する。
GS25は最高級商品を追求する特殊需要に合わせて限定版ハイエンドウイスキーを準備した。販売価格が1億ウォンに達するゴードン&マックペールの72年になるシングルモルトウイスキー「ゴードン&マクファイルプライベートコレクションミルトン1949」が代表的だ。このウイスキーはスコットランドのスペイサイドで最も古い蒸留所である「ミルトン」で蒸留されたウイスキーで180本だけ限定生産され希少性が高い商品に挙げられる。GSリテールの関係者は「コンビニ酒類商品の中で歴代最高価格商品であり、ウイスキー熱風に力づけられ特別企画した」と紹介した。
CUも数千万ウォンのウイスキーを用意した。英国勲章を受けたウイスキーマスターディスティラー(蒸留責任者)のデニス・マルコムが60年経歴を記念して360本だけ限定製作した「グレングラント60年産」をコンビニ業界で初めて単独で販売する。3400万ウォンのこのウイスキーは、オロロッソシェリーキャスクで約61年1ヵ月熟成された後、2021年にデニス・マルコムが直接併入した。また2850万ウォンの「フラパン キュヴェ ラブレー カラフェ」も秋夕の贈り物として披露される。
Eマートの関係者は「ウイスキー人気を反映して今年の秋夕に初めて導入したウイスキーギフトセット予約販売に対する顧客呼応が高い」として「市場状況に合わせてウイスキー運営商品を多様化し物量を拡大する計画」と明らかにした。
一方、関税庁輸出入貿易統計によると、今年に入って6月までの上半期の韓国のウイスキー(スコッチ・バーボン・ライ・その他含む)輸入量は1万6884トンで、関連統計がある2000年以降半期基準で史上最大を記録した。輸入額は1億3329ドルだ。
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