国民の税金で返済しなければならない赤字性国家債務が来年800兆ウォンに迫ることが分かった。
赤字性債務は、債務に対応する資産がなかったり不足して今後税金などを財源として償還しなければならない債務であり、一般会計赤字を埋めるために発行する国債が代表的だ。
3日、韓国政府が2024年度予算案と共にまとめた「2023~2027年国家債務管理計画」によると、来年の赤字性債務は792兆4000億ウォン。今年の予算(721兆3000億ウォン)より9.9%増える。
韓国の赤字性債務は2017年374兆8000億ウォンから △2018年に379兆2000億ウォン △2019年に407兆6000億ウォン △2020年に512兆7000億ウォン △2021年に597兆5000億ウォン △昨年は676兆ウォンなどに急速に増えた。
来年の赤字性債務展望値は792兆4000億ウォンとなり、7年前の2017年の2.1倍水準だ。
全体国家債務で赤字性債務が占める割合も高くなっている。
赤字性債務の割合は昨年63.3%から今年は63.6%、来年は66.2%、2025年は66.7%、2026年は67.6%に上昇し、2027年には68.3%まで高くなるだろうというのが政府の見通しだ。
国家債務が増え、毎年利息として支出しなければならないお金も増えている。
義務的に支出しなければならない支出である利子支出は、今年22兆9000億ウォンから来年は27兆4000億ウォン、2025年は29兆6000億ウォン、2026年は32兆3000億ウォン、2027年は34兆8000億ウォンへと年平均11.0%増加する見通しだ。
政府は財政支出拡大にともなう赤字性債務増加、金利引き上げなどの影響で国債利息が今年の19兆2000億ウォンから2027年には30兆ウォンまで増えると予想した。
年度別の国債利息支出展望は △今年が19兆2000億ウォン △来年が22兆5000億ウォン △2025年は24兆7000億ウォン △2026年は27兆4000億ウォン △2027年は30兆ウォンだ。
今年から2027年までの5年間、国債利息として123兆8000億ウォン、国家債務利息費用として147兆ウォンを支出することになる。
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