
先月の韓国の就業者数が1年前より33万3000人増えたものの、増加幅が3ヵ月連続鈍化した。
統計庁が12日に発表した「6月の雇用動向」によると、先月の就業者数は2881万2000人で、1年前より33万3000人(1.3%)増加した。2021年3月以後、28ヶ月連続就業者数が増加したのだが、増加規模は2月(31万2000人)以後最も少ない水準だ。
就業者数の増加幅は今年に入って毎月30万~40万人台の範囲で騰落している。増加幅は2月の31万2000人から3月には46万9000人に増えたが、4月に35万4000人、5月に35万1000人など30万人台の増加傾向を維持している。
年齢別には、60歳以上が34万3000人増加した。高齢層の働き口を除けば事実上1万1000人減ったわけだ。青年層(15~29歳)の就業者は11万7000人減った。
先月の失業者は80万7000人で、前年同月比8万1000人(-9.1%)減少した。経済活動人口のうち失業者が占める割合である失業率は2.7%となり、1年前より0.3%ポイント下落した。
ソ・ウンジュ社会統計局長は「青年層の就業者数が持続的に減少するには人口が減少したため」とし、「基本的に製造業や卸小売業雇用が減少する傾向が青年層に影響を及ぼした」と付け加えた。
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