尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日夜(現地時間)、リトアニアの首都ビリニュスに到着した。尹大統領は11~12日に開けれるNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に「パートナー国」として出席するほか、日本の岸田文雄首相をはじめ約10カ国の首脳と個別に会談する予定だ。
尹大統領は △国際安保協力強化 △供給網協力拡大 △2030釜山エキスポ誘致活動などに力を入れる計画だ。また日本、オーストラリア、ニュージーランドなどNATOのインド太平洋地域パートナー国(AP4)首脳らと会談する。特に岸田文雄日本首相とは「福島原発汚染水放流問題」について話し合うとみられる。
一方、尹大統領は歴訪直前に公開された「AP通信」との書面インタビューで、「今は北朝鮮の核抑止に向けた国際社会の決議が北朝鮮の核兵器開発意志より強いことを明確に示すべきである」とし、「NATO指導者らとともに北朝鮮の不法行為に対する国際協力の重要性を強調する」と予告した。
続けて「平和は強力な力と抑止力によって裏付けられてこそ、確実かつ信頼できるものになる」とし、「強力な国際社会の対北朝鮮制裁は核とミサイル高度化を防ぐ効果がある」と言及した。
さらに、バイデン米大統領と多様な契機に対話する機会があると期待した。去る4月に韓米首脳が合意した「ワシントン宣言」の後続措置、韓日米3カ国の安保協力強化などについて議論があると予想される。
このほか、ウクライナへの支援計画も明らかにした。△ザポリージャ原子力発電所に冷却水を供給するカホフカ水力発電所復旧支援 △地雷除去装備や救急車両支援推進など韓国の人道的・財政的支援について説明し、「韓国政府はウクライナの自由守護のために国際社会と協力して引き続き必要な役割を果たしていく」とし「今後ウクライナ戦争終結後、速やかな平和回復と再建に必要な多角的支援策も講じる」と述べた。
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