5月の生産者物価、2カ月連続↓···「消費者物価の下方要因が影響」

[写真=聯合ニュース]


先月、韓国の生産者物価が2ヵ月連続下落した。生産者物価は時差を置いて消費者物価にも影響を及ぼすだけに、物価下落につながる見通した。

21日、韓国銀行の「5月の生産者物価指数」発表によると、5月基準で120.14(2015年100現在)で前月比0.3%下落した。前年同月比では0.6%上昇し、上昇の勢いが鈍化した。生産者物価は生産者が市場に供給する商品とサービスなどの価格変動を示すもので、消費者物価指数の先行指標として活用される。

韓銀のソ・ジョンソク経済統計局物価統計チーム長は「農林水産品、電力・ガスおよび蒸気などが上がったが、石油・化学製品などが下がったことに伴うもの」とし「品目別に時差を置いて1~3ヶ月以後の消費者物価に影響を与える」と説明した。

部門別では、畜産物(3.1%)と水産物(1.2%)、農産物(0.3%)が上昇し、農林畜産物は前月比1.5%上昇した。しかし、石炭や石油製品(-6.3%)、化学製品(-1.1%)、第1次金属製品(-0.8%)などが下がり、工業製品は前月比0.8%下落した。

電力・ガス・水道および廃棄物などは前月比0.6%上昇した。電力(3.1%)が上昇した影響だ。飲食店や宿泊サービス(0.3%)などが上昇したが、運送サービス(-0.3%)などが下がり、サービスは横ばいだった。

生産者物価と輸入物価指数を結合して算出した5月の韓国供給物価指数は前月比0.1%下落した。前年同月比では1.4%下がった数値だ。原材料(2.6%)が値上がりしたものの、中間財(-0.5%)および最終財(-0.1%)は下落した点が影響を及ぼした。

国内出荷を除いた輸出を含む総算出基準商品とサービスの価格変動を測定した総算出物価指数は前月比0.3%下落した。

ソ氏は「6月の生産者物価はLNG価格下落にともなう産業用都市ガス引き下げ影響が下方要因として作用し、5月の電気・ガス料金の引き上げにともなう繰越効果や、農産物、エネルギー、非鉄金属価格反騰など上方要因があり、もう少し見守らなければならない」と付け加えた。
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