今年2回にわたって引き上げられた韓国の電気料金が第3四半期(7~9月)には据え置きとなった。
韓国電力は21日、今年第3四半期の燃料費調整単価(料金)が現在と同じ1kWh当たり5ウォンに維持されると発表した。先立ってカン・ギョンソン産業部2次官は今月14日の記者懇談会で「国民が(電気代の引き上げを)負担に感じているだけに、引き上げが容易だろう」として第3四半期の電気料金据え置きを示唆した。韓電の今回の発表は産業部告示にともなう韓電の『第3四半期電気料金引き上げ要因』提出や、産業部の総合検討および意見提示に続くものだ。
電気料金は、基本料金・電力量料金(基準燃料費)・気候環境料金・燃料費調整料金で構成される。毎四半期開始前月21日までに決まる燃料費調整単価は、該当四半期直前の3ヵ月間、有煙炭、液化天然ガス(LNG)など燃料費変動状況を電気料金に弾力的に反映するためのもので、1kWh当たり±5ウォンの範囲で適用される。今年第2四半期まですでに最大値の5ウォンが適用されてきた。
燃料費調整単価の変化がない状況で、韓国政府と韓電は最も重要である電力量料金を含めた他の電気料金項目を調整せず、第3四半期の電気料金は全体的に据え置きとなった。
政府のこのような措置により、7~9月の電気料金は1kWh当たり136.23ウォンが適用される見通しだ。
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