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コロナパンデミックを経てきた旅行業界が、自由旅行を好むMZ（20～30世代）向けのパッケージ旅行市場で活路を模索している。これまでパッケージ旅行は中高年層の専有物と見なされ若年層からそっぽを向かれてきた。しかし、最近は専門家やインフルエンサーなどの有名人と同行したり体験する旅行商品が人気を集め、旅行会社を訪れるMZ世代が増えている。
8日、モドゥツアーは特定テーマでインフルエンサーと旅立つ「コンセプトツアー」 商品の予約者のうち95%がMZ世代だと明らかにした。パッケージ旅行商品であるにもかかわらず、旅行会社の企画力と名士の人気が結合し、若年層まで虜にしたのだ。
普段、個人がなかなか出会えない有名人に会えるのもパッケージ旅行を好む理由だ。ハナツアーは小説「蟻」などで有名なフランスの作家ベルナール・ヴェルベールとの出会いの時間を過ごす済州旅行商品を販売している。2泊3日の日程のうち、2日目に作家と2時間ほどファンミーティングを行い、作品に対する会話を交わすことができるのが特徴だ。作家の来韓期間に合わせて企画された商品で、今月30日出発する。
ハナツアーの関係者は「初めて専門家と共にするテーマ商品を始めた時は一般観光型パッケージ商品と比較してどうしても価格が高くて半信半疑だった」とし「しかし商品の価値を認めてくれる方々が多く、行ってきた方々の満足できるフィードバックを経験しブランドイメージ改善などに役立つと期待している」と話した。
MZ世代は様々な分野を好み、急速に変わるため、旅行会社の商品も多様化する様子だ。単純に有名人に会うことに限らず、何が得られるかが選択のカギとなっている。
若い旅行客に人気のコミュニティとコラボしたハナツアーのキルギスパッケージ商品は、販売開始5時間で売り切れた。現地の大自然を8泊9日間歩いて楽しむ日程で有名な観光地ではないキルギスであるうえ、1日平均10キロを歩かなければならない厳しい日程を勘案すれば異例の結果だ。
旅行業界はMZ世代をターゲットにした商品に対して肯定的な立場だ。特にMZ世代は、自分が望む価値あるモノに惜しみなく費用を支払う心理的満足感に重点を置く場合が多い。
モドゥツアーの関係者は「パンデミック以後、大切な旅行や価値ある経験のために投資する意向がある需要が増えた」として「単純高価のプレミアム商品よりは特別な旅行の思い出を作るために異色的な旅行を好む需要が引き続き増え、特定分野のインフルエンサーの影響力が大きくなり、彼らと一緒に旅立つ旅行に対する需要が急増している」と分析した。
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