韓国銀行が3.5%の政策金利をもう一度維持することにした。
韓国銀行金融通貨委員会(金通委)は25日午前9時、ソウル中区(チュング)の韓国銀行で通貨(金融)政策方向会議を開き、政策金利を現水準で維持することに決めたと発表した。この日の会議には李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁をはじめ、金通委に新しく合流したチャン・ヨンソン、パク・チュンソプ新任委員など金通委員7人が全員参加した中で進められた。
政策金利の据え置きはは、去る2月と4月に続き3回連続で断行された。これまで韓銀金通委は最終金利水準を3.75%まで示唆し、追加引き締めの可能性を引き続き示してきた。しかし、市場では今月まで3回連続の政策金利凍結決定により、金利引き上げサイクルが事実上終わった段階ではないかと解釈している。
韓銀の今回の決定は、一層強化された物価鈍化の流れの中で景気低迷への懸念に対応したものと分析される。実際、昨年6%を上回った消費者物価上昇率は4月基準で3%台に落ちた。このような中、主要機関の韓国経済成長率下方修正や韓銀の経常収支黒字幅下方予告などで感知される景気低迷への懸念なども、今回の金利凍結につながった主な要因とみられる。
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