コーロンインダストリーがグローバル景気低迷による需要萎縮により、今年1四半期に昨年と比べて悪化した営業実績を記録した。
コーロンインダストリーは連結基準で今年1四半期の営業利益が前年同期比55%減少した289億ウォンと暫定集計されたと9日、公示した。
売上高は前年同期比3.8%増の1兆2292億ウォンと集計された。
産業資材部門は、車両用半導体の供給難緩和が新車販売増加につながり、子会社のコーロングローテックのチャイルドシート事業需要回復に支えられ、売上が前年同期比6.79%増の5835億ウォンを記録した。 ただ、ウォン安による利益率の減少により、9.4%減の347億ウォンを記録した。
化学部門は、造船業好況サイクルによるフェノール収支需要増加と石油収支輸出運賃下落が重なり、比較的良好な実績を記録した。 売上高は前年同期比18.78%減の2214億ウォンを記録したが、営業利益は56.48%増の169億ウォンと集計された。
フィルム·電子材料部門は、IT前方産業の需要低迷と高い原材料価格で、赤字を続けている。 売上高は前年同期比32.19%減の1125億ウォン、営業損失は244億ウォンだ。
ファッション部門は、多様なトレンドと頻繁な市場変動性を予測したタイムリーな先制対応で、売上上昇基調を続けた。 売上高は前年同期比4.84%増の2792億ウォンを記録したが、新規ブランド開発費用増加などにより、営業利益は63.64%減の56億ウォンを記録した。
コーロンインダストリー関係者は“1四半期を底点にファッション準ピーク期に進入する2四半期からは漸進的な実績回復傾向が展望される”とし、“今年2四半期は多様な事業部門にわたる戦略的な増設投資断行で直面した危機を打開すると同時に、未来競争力確保にも総力を傾ける”と述べた。
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