[写真=聯合ニュース]
尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が韓国を訪問している岸田文雄首相との韓日首脳会談に臨んだ。
日本に譲歩しすぎているとの批判もある尹大統領だが、会談の冒頭で「過去の歴史問題の解決よりも、未来に向けた協力を優先すべき」と韓日関係改善にさらに強い意欲を示した。
尹大統領は「過去の歴史が完全に整理されなければ、未来への協力のために一歩も踏み出せないという認識からは、抜け出さないといけない」 と強調した。また岸田首相「様々な対話がダイナミックに動き出している」とし「2国間関係の進展について意見を交わしたいと思っている」と明らかにした。
特に今回の日本首相の訪問は「シャトル外交」の再開であるだけに、両国の友好ムードを演出した。
会談後の共同会見で、岸田首相は、 「おわびと反省」が盛り込まれた1998年の日韓共同宣言も踏まえ、「歴代内閣の立場を引き継ぐと明確にした。この立場は今後も揺るがない」と歴史認識について言及した。福島第一原発事故の処理水については、日本が韓国の専門家視察団の派遣を受け入れることで合意した。
一方、今月下旬のG7広島サミットにあわせ、広島の平和記念公園にある韓国人原爆犠牲者の慰霊碑をともに訪れて参拝することでも合意した。
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