ファッションプラットフォームの「MUSINSA(ムシンサ)」がオンラインだけではなくオフラインまで流通網を拡張し、2年で売上が2倍以上急増した。
ムシンサは13日、2022年連結基準売上7083億ウォンを記録し、別途基準では前年対比60.3%増加した6452億ウォンの売上を達成したと明らかにした。営業利益は539億ウォンで、前年比17.8%減少した。
過去最高の売上を記録したのは、オン・オフラインマーケティング活動を強化したためだ。ムシンサは2022年7月、ソウル江南に2番目のフラッグシップストア「ムシンサスタンダード江南」をオープンし、オフライン売り場を拡大しはじめた。
また、子会社の29CMはザ・現代ソウルと大邱にそれぞれ「29ギャラリー」をオープンし、聖水洞に単独オフライン売り場である「29ソンス」もオープンした。ムシンサの限定版プラットフォーム「ソールドアウト」を運営する子会社SLDTも聖水洞と木洞に各々オフラインショールームを新しくオープンするほか、別の子会社であるムシンサトレーディングは実験的な国内外ブランドのオン・オフラインセレクトショップ「エムプティ」を昨年下半期にローンチした。
ラグジュアリー、ビューティー、ゴルフ、スポーツ、キッズなど特定カテゴリーに専門化されたサービスに対する需要が高まり、新規会員が増えた効果もある。前年対比80%近く取引額が上昇した29CMの成長傾向も功を奏した。
ただ、ムシンサの連結基準売上は前年より54%成長したが、子会社の業績不振で連結基準営業利益は前年対比95%減少した32億ウォンを記録した。営業利益減少はグローバルストア、レイジーナイト、専門館など新規サービス構築のための初期投資費用が反映された結果だ。
ムシンサの関係者は「昨年、高成長のために新事業推進に先制的な投資を惜しまなかった」とし「今年は昨年から推進してきた新規事業を引き続き拡大し安定的な収益基盤を作るために国内外ブランド投資戦略を拡張し、入店ブランド社のオフラインマーケティングを強化できる活動を集中的に展開する」と計画を明かした。
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