2024年8月1日から中国でバッテリー強制認証(CCC)を取得できなければ輸出・取引・出庫が不可能

[写真=聯合ニュース(先月15日、ソウル江南区COEXで開かれたバッテリー産業展示会)]


米国のIRA、欧州連合(EU)の別名「バッテリー法」に続き、今回は中国だ。小さくは携帯電話、陰陽機器など小型電子製品に使われるリチウムイオンバッテリーから大きくはEV(電気自動車)バッテリーに至るまで自国産製品の使用比率を高めたり(IRA)リサイクル原料比率を高める(バッテリー法)自国産業保護傾向、環境規制が輸出入分野で新しい貿易障壁の一つとなっている。このような中、中国政府が自国消費者と環境保護のためにリチウムイオンバッテリーなどの品目に対して強制認証(CCC)制度を施行することにしたと発表し、韓国のバッテリー業界が神経を尖らせている。

最近、中国政府は8月1日からリチウムイオンバッテリーなどの品目に対してCCC認証を実施し、1年後の2024年8月1日からCCC認証未取得および認証マーク未付着バッテリーは出庫、販売、輸入すべてを禁止すると公告した。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)中国北京貿易館は先月28日、KOTRA海外市場ニュースを通じて「一般電子製品用の移動電源・充電器・電源(AC)アダプターが対象」とし「中国政府の電子製品用バッテリー管理規制強化に事前に備えなければならない」としてこのように伝えた。

KOTRA北京貿易館によると、今回新たにCCCの対象に指定された品目は、よく電子機器に使われるリチウムイオンバッテリーとバッテリーパック、移動電源、電子通信端末用電源アダプターおよび充電器などだ。

中国における「強制認証(CCC)」とは、「China Compulsory Certification」の略称であり、中国消費者及び環境保護のために実施する強制性を有する商品検査制度である。

中国政府が指定した認証機関でCCC認証管理対象関連国家標準に基づき検疫項目(監察指標、重金属汚染物質検出量制限規定、微生物合量など)を分析する。CCC認証管理対象品目は認証を取得していないか、認証マークを付けていない場合、中国への輸出、通関、出庫、販売のいずれも不可能だ。

中国は今年3月基準で電気線ケーブル、低圧電子製品、小型電気モーターなど22種類の品目に対してCCC認証管理を実施している。CCC認証管理品目にはこの他にも情報技術装備、照明器具、自動車および部品、タイヤ、強化ガラス、農機具、消防製品、電気溶接機、おもちゃ、医療機などが含まれている。

製品メーカー、販売者および輸入業者はいずれも中国政府が指定したCCC認証機関にCCC認証を申請することができ、具体的な認証手続きは次の通りである。

まず、オンライン認証申請書や必要な技術資料などをCCC認証機関に提出する。サンプル提出、販売者と製造者または輸入商と製造者間の契約書コピーも提出しなければならない。そして申請人が提出したサンプルでCCC認証関連テストを自主的に実施し、関連報告書を提出しなければならない。初期工場審査はテストに合格した後に行い、必要に応じてサンプルテストと工場審査を同時に行う。

認証結果は通常、中国当局が申請人の認証申請を受理した後、90日以内に認証可否を決定し、同時に申請人に通知する。

合格判定を受けた製品はCCC認証マークを必ず貼付しなければならない。認証マークを付けていない製品は中国内での流通が不可能なので注意しなければならない。

今回の措置は中国電子・電気産業高度化の一環として中国産リチウムイオンバッテリー、充電器に対する品質管理強化を通じて関連製品品質を向上させることを目的としている。

先立って中国国務院は2022年9月「電子・電気産業管理制度改革深化に関する意見」で「リチウムイオンバッテリー、電源アダプター、充電器に対する強制認証管理を施行する」と明らかにした。

KOTRA北京貿易館は韓国企業に対して「中国政策動向モニタリングを強化し、CCC認証範囲拡大に備えなければならない」と助言した。

 
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