北朝鮮、 韓日首脳会談当日も東海に向けて弾道ミサイル発射

[写真=聯合ニュース]


北朝鮮が16日、東海(トンヘ、 日本名・日本海)上に弾道ミサイルを発射した。

韓米合同軍事演習「自由の盾」(フリーダムシールド・FS)だけでなく、この日東京で開かれる韓日首脳会談を狙って北朝鮮が武力デモに乗り出したものと観測される。

合同参謀本部は同日、「北朝鮮が東海上に未詳弾道ミサイルを発射した」と明らかにし、軍はミサイルの機種と飛行距離など詳しい諸元を分析していると伝えた。

北朝鮮は去る14日、黄海南道長淵(ファンヘナムド・チャンヨン)一帯から短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射し、2日後に再び弾道ミサイルを発射した。今年だけで6回目の弾道ミサイル挑発だ。

北朝鮮はFS開始前日の12日、潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)2発を発射し、9日には近距離弾道ミサイル(CRBM)級射程距離のミサイル6発を発射するなど、最近挑発頻度が大幅に増えた。

北朝鮮の相次ぐ挑発は、FSに対する反発性の性格が強い。北朝鮮は韓米合同演習を「戦争演習」と規定している。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は最近、党中央軍事委員会の拡大会議を開き、「戦争抑制力を活用するために重大な実践的措置を決めた」と明らかにした。

北朝鮮の挑発は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄日本首相が16日に開催予定の韓日首脳会談に対する反発と分析される。

韓国と日本は最近、韓日米演習などを契機に安保協力を強化している。

文在寅(ムン・ジェイン)政府当時、冷え込んでいた韓日関係が今回の首脳会談を契機に復元される見通しが出たことから、北朝鮮が牽制に乗り出したものと分析される。

一方、韓米は今月13日から23日までFSを進めている。

韓米は今回のFSで文在寅政府で中断された戦士の盾 連合野外機動訓練(WS FTX=Warrior Shield FTX)を行う。
 
米国は、原子力空母ニミッツ(CVN-68)、長寿命爆撃機B-52Hなどの戦略資産を大量に韓半島(朝鮮半島)に配備する計画だという。

FS期間前後に韓米海兵隊が参加する大規模な韓米連合上陸訓練「双龍訓練」、両国の特殊戦部隊の合同訓練である「チーク・ナイフ」等、20ヶ余りの軍事練習が行われる。
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