159人の死者が発生した梨泰院(イテウォン)惨事の原因と責任究明に乗り出した警察特別捜査本部が13日、捜査結果を発表した。
501人規模で発足した特別捜査本部は、梨泰院惨事3日後の昨年11月1日からソウル龍山区梨泰院洞を管轄する龍山区庁と龍山警察署、ソウル警察庁、龍山消防署所属の公務員を相手に74日間捜査した。
特別捜査本部はパク・ヒヨン(62)龍山区庁長とイ・イムジェ(54)元龍山警察署長の計23人(拘束6人)を業務上過失致死傷の疑いなどで検察に渡した。また、今月末までに押収物記録整理作業などを行った後、解散する予定だ。
特別捜査本部は今回の惨事が管轄自治体と警察、消防など法令上災害安全予防・対応義務がある機関が事前安全対策を樹立しなかったり、不十分な対策を樹立するなど予防的措置を取らなかったため発生した「人災」と判断した。
特別捜査本部はパク区庁長とイ前署長をはじめとする区庁・警察幹部4人をハロウィン機関の人波管理など予防措置を疎かにした疑惑で拘束し検察に渡した。
また、人波が集まることを事前に認知したにもかかわらず、安全管理対策を立てなかった疑いで、キム・グァンホ(59)ソウル警察庁長とリュ・ミジン(51)前ソウル庁人事教育課長(警視)、チョン・デギョン前ソウル庁112状況3チーム長(警視)らソウル庁幹部3人を在宅送検した。
救助指揮の責任を引き受けたチェ・ソンボム(53)龍山消防署長と龍山消防署のイ某現場指揮チーム長も在宅起訴の状態で検察に引き渡した。
ユ・スンジェ副区長(57)ら龍山区庁公務員2人とチェ・ジェウォン龍山区保健所長、ソン・ウンヨン梨泰院駅長、イ・グォンス ソウル交通公社東廟営業事業所長も在宅送検した。ハミルトンホテルのイ代表取締役(76)と同ホテル別館1階の居酒屋 FROST(フロスト)の代表も惨事現場近くに不法構造物を建て、道路を許可なしに占用した疑い(建築法・道路法違反)で在宅送検した。
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