韓国「禁止化学物質の輸入許可を一元化」・・・規制革新で外国人投資促進

[写真=聯合ニュース]


韓国政府が外国人投資を促進するため、自動車や化学物質関連の不合理な規制を合理化することにした。

産業通商資源部は8日に開かれた国政懸案関係長官会議でこのような内容を盛り込んだ「外国人投資環境改善方案」を発表した。

産業部は去る6~9月、5600社余りの国内外国人投資企業を対象にアンケート調査と懇談会を実施し、計454件の規制改善意見を取りまとめ132ヶ課題を検討した。これを土台に40の課題の改善方案を導き出し、19件は事実関係確認または有権解釈で企業の困難を解消した。

このほか、既存協議体を通じて改善案を検討中の6件は別途検討を推進するなど、検討課題の半分に対する企業の意見を受け入れた。

主要規制改善課題として政府は化学物質管理法にともなう禁止物質を輸入する場合、雇用労働部と環境部の許可を重複して受けなければならなかったことを産業安全保健法施行規則を改正し、環境部許可だけでできるよう手続きを一元化することにした。

電気自動車とプラグインハイブリッド車に対する試験手続きと条件も改善する。これまで環境部告示と環境部・産業部・国土部の共同告示はプラグインハイブリッド車と電気自動車(EV)の充電条件や電流・電圧測定方法などをそれぞれ異なるように規定し、試験手続きが複雑だという指摘を受けた。

さらに、国外標準より保守的な基準を適用する環境部告示により、企業が重複して試験を経なければならないという困難もあった。政府は環境部告示を共同告示水準に合わせて国際的標準水準に符合するよう改正し、試験条件と方法を統一する方針だ。

自動車安全基準のうち、海外試験成績書が認められる項目は国際基準と調和するよう告示を改正し、ガソリン車の蒸発ガス測定方法に海外で認められる簡素化された計算法も含ませることにした。

研究開発のために少量(年間100㎏以内)の化学物質を輸入する場合に限り、物質安全保健資料(MSDS)非公開を承認するための審査手続きも緩和する。MSDSは化学製品の有害・危険性、取り扱い注意事項などを書いた化学製品取扱説明書で、これまでは研究開発用化学物質を製造・輸入した外国人投資企業が営業秘密保護を希望する場合、14日間のMSDS非公開審査手続きを経なければならなかったが、これを短縮して迅速な研究開発を支援するという方針だ。

産業部の関係者は「良質の外国人投資を拡大し経済成長を促進するためには支援政策も必要だが、企業しやすい環境を作ることが重要だ」として「核心政策課題として外国人投資関連規制を改善することが必要だ」と明らかにした。
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