斗山エナビリティがアンモニアクラッキング(分解)技術の確保に乗り出した。 アンモニアクラッキングは高温でアンモニアを分解して水素を生産する技術だ。
斗山エナビリティは慶南昌原斗山エナビリティ本社で、英国アンモニアクラッキングソリューション業者のJohnson Matthey(JM)と「アンモニアクラッキング事業協力のための業務協約(MOU)」を締結したと1日、明らかにした。
今回の協約により、斗山エナビリティはアンモニア分解器工程詳細設計、資機材製作、施工など事業推進に必要な技術を提供し、JMはアンモニアクラッキング工程設計技術と触媒を供給する。 また、両社はアンモニアクラッキング工程と水素複合発電間の統合設計技術を共同開発し、今後、水素複合発電に適用する計画だ。
水素と窒素化合物であるアンモニアは液化水素に比べ、単位体積当たり1.7倍の水素を貯蔵することができ、経済的な水素運搬体に挙げられる。 また、アンモニア分解技術を水素複合発電に適用する際、アンモニア分解で発生する窒素は水素タービンの性能を向上させ、エネルギー効率を高める。
一方、英国に本社を置くJM社は石油化学工程ライセンス・触媒生産専門メーカーで、昨年の売上は約26兆ウォンに達する。
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