サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が17日夕方、財界トップらとの会合を最後に訪韓日程を終えて韓国を出国した。
ビン・サルマン皇太子が韓国に滞在した時間は24時間足らずで、40兆ウォンに達する大型プロジェクトを推進する結果を出した。1970年代の韓国経済跳躍を導いた中東ブームが再現されるという期待が高まっている。
ビン・サルマン皇太子が韓国に滞在した20時間の間、韓国企業はサウジアラビア政府・企業・機関と26件にわたる契約と了解覚書(MOU)を締結した。総事業規模は300億ドル(約40兆ウォン)と推算される。
彼は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との3時間ほどの会談、大企業のトップ8人との会合などの日程を消化した。同日午前、漢南洞(ハンナムドン)の大統領官邸で会った尹大統領とビン・サルマン皇太子は、エネルギー、防衛産業、インフラ、建設分野で両国の協力を強化することにした。
同日午後5時、ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで開かれたビン・サルマン皇太子と主要企業家懇談会には、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長と崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代車グループ会長、キム・ドングァン ハンファソリューション副会長、鄭基善(チョン・ギソン)現代重工業グループ社長、李在賢(イ・ジェヒョン)CJグループ会長、朴庭原(パク・ジョンウォン)斗山グループ会長、イ・ヘウクDL(旧大林)グループ会長など、韓国の20大グループのトップ8人が出席した。
1時間30分以上行われた懇談会では、総事業費5000億ドル(約670兆ウォン)規模の「ネオムシティ」事業を中心とした各種協力案が議論されたという。ネオムシティは、ビン・サルマン皇太子が2017年に石油中心の経済構造から脱皮するために樹立された「サウジビジョン2030」の中心軸に挙げられる超大型新都市開発プロジェクトだ。
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